matsuryu916

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matsuryu916さんの日記

(Web全体に公開)

2014年
11月17日
06:12

緊張の緩和理論


あんまりコメントが来なくても、今日はどんどん日記を書く所存ですw
しかもまた囲碁に関係ないことをw

皆さんは緊張の緩和理論って知っていますか?

松ちゃん(ダウンタウン)とかいろんな芸人が、たまに口に出すことがありますが、

もともとは、噺家の桂枝雀さんが考えた理論のようです。


笑いとはすべて、例えば、大昔にマンモスとの戦いに打ち勝ち、喜び合うような、
「緊張状態の緩和」からきているというものです。

動画では、枝雀さんが、こういう時の笑いはこういう「緊張の緩和」からきているというような話をされて、
続きまで見ると、落語のサゲ、(話のオチの付け方)を分類されてます。
2、3年前この動画を見たとき、落語なんてほとんどわからない僕でさえ、
「この人はすげええ」と思ったのを覚えています。


松ちゃんも、考えてみれば、かなりこの理論に基づいて自分の番組や企画などを作っているんじゃないでしょうか。

ガキの使いの笑ってはいけないシリーズもそうですし、
その元になったようなこのサイレント図書館もまさにそうです。

「笑ってはいけない」という緊張状態からの緩和によって爆発的な笑いが生まれるのでしょうか?

ごっつええ感じの中で僕が1番好きなのはこの「しょうた」というコントなんですが、
このコントも、「葬式」(しかもこどもの)という、絶対に笑ってはいけない緊張状態からの緩和を利用した作品だと思います。


すべらない話の独特の緊張感や、
IPPONグランプリの、まるでクイズ番組のような緊張感で臨む大喜利。
これらもすべて計算されたものなんでしょう。
すごいですね。


話は、枝雀さんに戻ります。
最初の動画で枝雀さんは
「この理論のことを話しても、周りのだれ(師匠でさえ)も、理解しようとはしない」
と言ってます。
他の創作落語を考える噺家は、誰もこんな分類までしなかったのです。

これは枝雀さんのものすごいところで、だからこそ彼の落語は人気を得たのでしょうが、
笑いをここまで分析するというのは精神衛生上よくなかったのかもしれません。
枝雀さんはうつ病を患い、最後には自殺してしまいました。
最初の動画や落語を見てみれば、枝雀さんはとても愛嬌があって、明るい人のように見えます。
それだけに、このストイックさが災いしてしまったのはとても悲しく感じます。

最後に僕のmatsuryuというハンドルネームについてちょっと書かせてもらうと、
僕の中の2大芸人、上岡さんと松ちゃん
何回も日記に書いてるパペポTVの最後のほうは、
「LIVEパペポ 鶴+龍」という番組名でやっていたようですが、
松ちゃんは島田紳助と「松紳」という番組をやってました。
そこで、IDを決める時になんとなく松龍とかmatsuryuとか使ってたら、
それを多用するようになりました。

最後の話がほんとにどうでもいいw
ぃーね! (3) ゆかりか  やたぞう  藤原差違 

コメント

2014年
11月17日
09:07

1: ノン

916 ?

2014年
11月17日
09:26

916は好きなピロウズってバンドの結成日ですw

2014年
11月17日
09:39

3: ノン

3 9

2014年
11月18日
10:31

4: peridot

枝雀師匠は、小米さんの時代から「うまいがどこかしら学者肌」という感じで、爆笑王というよりちょっとニヒルな感じがありました。もともと神経質で自分に厳しく高みを目指すタイプだったし、回りもあれだけ力があるのに、今一つ人気が出なくてはじけるところがなかったため、改名をきっかけに気持ちを明るくしてほしかったのでしょう。
枝雀になってからは、昔とは全然違った笑いをどんどん取り入れていって大成したわけですが、逆に気持ちが膨らみすぎて自分ではない自分に戸惑った部分もあるんじゃないかなと思います。
彼の芸は、長いスパンの躁鬱症のように感じられました。
自分で命を絶ったというのは衝撃でした。確かにノイローゼ気味だったし、自分に難しいものを求めすぎて、それに耐えきれなくなったのかもと思いますが、彼が昔言っていたように「年を取って、高座にあがって、何も話さずにっこり笑う。そしたらお客さんも私を見て、にっこり笑う。そして笑いあって、時間がきて高座を降りる」というような穏やかな年齢の重ね方をしてもらいたかったという気持ちでいっぱいです。

2014年
11月18日
18:20

peridotさん
ほんとうに、自殺するまで自分を追いつめなくても
と思ってしまいますね(~_~;)
でも、個人的には研究熱心な人というのは大好きです。
いいバランスを見つけてほしかったですね。

棋譜作成
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