天和さんの日記

(Web全体に公開)

2017年
02月13日
14:15

本因坊丈策

タグ : 棋譜並べ
本因坊丈策・安田秀策の二子局を並べてみた。

1841年の碁ということで、秀策が12歳くらいの頃の一局。終局までの手順は載っていないのだが、結果は黒の四目勝ちとのこと。

30手、50手、100手、150手で形勢判断をしてみた。大きな事件もなくじっくりと15~20目ほどの差が縮まっていくのは結構面白い。

気になったのはこの本因坊丈策という棋士の実力である。
歴史に残る名棋士である丈和と秀和の間にいる本因坊当主で、いまいち影が薄い。元丈の子で、丈和が旧師への義理立てで跡目に立てたという推測もある。
幻庵因碩の名人碁所阻止のための争碁で、当主である丈策ではなく跡目の秀和が打ったという少々不名誉なエピソードで有名で、丈和、幻庵や三秀に比べたら明確に実力は落ちる。

だが、実際のところどれくらい落ちるのだろうか。天保四傑くらい(秀策、秀和に定先?)なのか、松本因碩くらい(先二?)なのか。

自分の実力からいって正しく推し量れるとは思わないが、これから形勢判断の勉強も兼ねて秀策の棋譜を若い頃のものから順に並べていくつもりなので、その流れで丈策についても少しはわかるといいな、と思っている。
ぃーね!

コメント

2017年
02月14日
01:51

1: 冷歌

丈策は四傑よりも少し評価が落ちます
とはいえ知得仙知に先番で完勝して七段になっていますから、差は僅かと思います
強六段、弱七段という感じです。
イメージ的には林伯栄が一番近いです。

2017年
02月15日
20:05

2: 天和

>冷歌さん
ありがとうございます!四傑ほどではないにしろ決して名ばかり七段ではないわけですね。

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