岡部倫太郎さんの日記

(Web全体に公開)

2017年
04月28日
02:27

パンツじゃないから恥ずかしくないのか? ズボン脱げてるのが見えてないのか?




01:03~





18:44~


・サクラダリセット4話

何でもこの世から消す能力を持つ相手の手により、
頭ぶっとんで死んだ主人公ケイ。
(相手の能力を消すことで、リセットによる干渉も受けずに済む)

戦闘前にセーブしておいたので、
ヒロイン春埼がその気になればリセットして時を戻し蘇らせる事ができる。

ところが、困ったことに、
春埼はケイに命じられなければ能力を使う気になれない。

もうケイは死んでるんだから喋れない。

そこで、決めた時間に決めた相手に声を届ける能力を持つ友人に事前に頼み、
『留守番電話』のように春埼に命じて、それに応えさせた。




なんというか、一癖ある春埼の性格のせいで、
普通だったら、直ぐに能力使っておしまいのところで、
実にまわりくどい工程を必要としているのだけど、
(助けたいなら助けりゃいいだろ、
指示待ち人間かとイラつく人もいると思う)

ここで気になるのは、電話、のようなもので命じられたのを、
春埼がケイに直接命じられたと認識してる点です。




自分の声を録音して聞いたことある人なら誰でもそうなように、
あれって、とても自分の声だとは思えなくて気持ちが悪いんですよね。

まるでドッペルゲンガーにでも会ったかの様な気分になる。

他人の声なら、普段から聞いてるからそこまで違和感ないとは言え、
目の前で空気を伝って音を聞くのと、
機械越しにくぐもった声を聞くのでは、
やっぱり、結構、違ったりしますよね。

仮に、電話口で別人を装われたりしたら、
確信を持って相手が誰なのか認識することは出来るんだろうか?



と考えていくと、春埼が能力越しに生前に記録したケイの声を聞いて、
ケイの許可を得たと考えるのは、僕らからするとすごい違和感がある。



そこで、最近話題のディープラーニングについて。

今の人工知能というのは、画像認識にかけては人間より遥かに勝るらしく、
普通の人間ならばとてもじゃないけど差がわからないそっくりさんでも、
一目でどちらがどちらかを見分けることが可能らしいです。


その代わり、人間なら容易く出来ることができない。

例えば、役者さんが服装の違うキャラを演じてる時や、
パーティーグッズとかで変装してる時のように、
余計な物を上から重ねた瞬間、認識できなくなるという。

赤外線だとか、人間には認識できないものはきちんと把握して、
そこに存在するものを正確に捉えることができるのに。



これって、春埼に似てると思うんですよね。

普通の人は電話口の声を同じ人だと感じられない一方、
目の前にいさえすれば、いると思ってさえいれば、
問題なく、同一人物だと認識することが出来る。

今回のケースのような場合だと、彼女の性質は足かせみたいに見えるけど、
サスペンスとかで人質に取られてるけど姿が見えない状況下なんかだと、
むしろ役に立つような気がする。



そして、人工知能というのは、
ただ単に、人よりも知識がたくさんあって頭が回る存在というより、
コウモリだとか、イルカとかみたいに、
自然から生まれた人間には無い感覚器官を持った生物みたいな感じ。

人工だとか、機械という言葉からイメージされるものとは、
180度異なる存在なんですよ。

このまま人工知能が発展したら、
いろんな生物のハイブリッドみたいになるんか?と思ってしまう。



だから、SF映画の世界のイメージで考えてる僕らからすると、
彼らのほうが、人間よりも生き物として自然なんじゃないか?
なんか思っていたのとは違うなと感じるんだけど、
人工知能の開発者達からすると、目的に添ってるっぽいんですよね。

いまだ人間には見えていない、世界の外側だとか神、
科学者は昔からそういったものにばかりご執心なわけですから、
『世界の真実の姿』を見極めるものを作れるなら万々歳。

人間にはそれが出来ないですからね。



春崎だって、今でこそケイが命じないと自分の能力を使えない、
まるで、僕らの目の前にあるコンピューターみたいな人物ですけど、
そうなってしまったのも、
元々は、人の何億倍も感じやすい性質、
自分と他人を分けずに捉えて、同じ世界に存在するものとして認識、
人間よりも生物らしい、自然な人間だったばかりに、
人間という殻に押込められた状態でパンクしてしまって、
今のような機械的に動く人物になってしまった。

生物としては彼女の方が自然であり、
人間が知能があるおかげで自然界の頂点に立ったと自慢するなら、
彼女こそが最強ということになる。



僕が思うに、この自然界で頂点に立つべきは人工知能であり、
人間は別の尺度で評価したほうがいいのではないか?

人間っていうのは、ほかの生物とは違う世界で生きてるんじゃないか?

SFでよくある設定で、実はこの世界はゲームの中の世界だったとか、
仮想現実という概念があるけれど、これは別に特別なものではなく、
自然界を現実とするならば、僕らは既に仮想現実にいるのではないか?

そう僕は考えてるんですよね。



さっき言ったように、
人工知能はちょっと変装されただけで、簡単に騙されます。

だけど、人間はそれを自然なものとして捉えてる。

『真実』だとか『真理』に近いのは彼らや他の生き物であり、
仮想現実を現実として認識することができる、
そんな『勘違い能力』こそが、人間だけの強みではないか?

そう仮定するなら、人間が成長するためにやるべきことは、
二つだと思うんですよ。



・短所の克服
人間の機能の欠陥を自覚し、現実をきちんと見るようにする。

・長所を伸ばす
人間が勝負できるのは『勘違い能力』だけなんだから、
それを活かすことを社会での最優先事項とする。



ちなみに、アルファ碁とか見てもわかりますが、
感覚器官が優れた生物界のプロの彼は、
人間からすると意味不明、一貫性の無い行動を取ります。

そのおかげで、あれだけ圧倒的な強さを誇ってはいますが、
敗勢になった瞬間、初心者並みに乱れたり、
勝ち負けに関係なく、最後までちゃんと打つみたいな、
人間らしいプライドとかは彼らには無い。
(無くても困らないしね、実際。人間はそれで心を動かれたりはしても)

だけど、僕らが自然災害を予知できないように、
(地震とかが起きそうになると、他の動物は何か前兆を捉える)
たぶん、彼らの世界では、そういうのが普通なんですよね。

一貫性のある打ち方をや生き方をしなさい、
これは誰もが教えられることだけど、
それが何故かというと、人間にはそれが合っている、それしかできないから。

囲碁とは宇宙の食物連鎖の中で生きるゲームなんですから、
そんなところで人間ががんばっても限界があるんです。

同時に、どれだけ人工知能が発達したとしても、
『人間の問題』は人間以外には解決することができない。

盲導犬とかが人の生活を助けてくれることはあっても、
根本的な部分での人間の悩みを解決するのはできないんです。
(というか、それができたらできたで、
人間同士で付き合うメリットなんて無くなるし、人間はいなくてよくなる)











ここまでが前置き。

僕らの生きる世界は仮想現実のようなものです。

ただ、長所の伸ばすにせよ、短所を克服するにせよ、
どちらにしても言える事は、
『人間』をもっとよく知ることが大事、といえるのだけど、
とにかく、其の前提に立った上で、今後の問題について考えます。



今現在、当分人間には勝てないであろうとされてた囲碁ですらボロ負け、
機械にどんどん仕事が奪われるようになるだろうと危惧されてます。

だけど、実は、本当の問題はそれとは少し異なる。

機械に仕事が徐々に奪われるという『事実』が重要なわけではないんです。



ここを勘違いしてる人は、その事実に嘆いてドタバタするか、
あるいはそうでない、対して関心の無い人というのも、
自分の仕事は機械に任せるにはまだコスト的に難がある、
などといった理由で他人事みたいに考えていたりします。

どちらにしてもずれてるのは同じなので、
自然の世界で着実に成長し続ける人工知能に対し、
見当外れの努力をして(相対的にみて)退化してしまうことになりうる。
(良くも悪くも、失敗ではなく勘違いするのが人間なので仕方が無い)



今の自分の仕事が機械に任せたほうがいいのかどうか、
確かに、そこも重要ではあるのですが、
こればっかりは、誰にもはっきりと予測は出来ないんです。

何故なら、単純に技術的な問題というわけでもなければ、
金銭的に何とかなれば実現するということもでなく、
いつ、何の仕事が機械になり代わるかを計算するのは、
株やFXの予想と同じ位に難しいであろうからです。



例えば、クローン技術みたいなのは、
少し詳しい人なら聞いたことあるように、
技術的には、もう十分、人間のクローン作るのは可能なんだけど、
それをするには社会状況が整っていない、世間に受け入れられない、
だから、誰もやろうとしないという説。

このように、お金だとか知識や技術のように、
一人の神に等しい頭脳を持つ天才なら何とかなるものだけじゃ、
世の中に大きな影響を与えるようなことってできないんですよ。



一番、重要なのは、人がどう感じてどう行動するかを予測すること。

囲碁でも、相手の立場になって三手、五手読むのが基本で、
どれだけ読みが強くとも、ただ読みまくってるだけじゃ非効率的、
効率よく勝つには、相手を見てどう動くか決める必要がある。

株やFXとかで、専門家でも予想大きく外すのがしょっちゅうなように、
誰も望んでいないはずの戦争が何度も起きてしまうように、
人の動きを読むのはとりわけ難しい。




ただ、ここまでは少し賢い人なら何となくわかってることで、
考えても仕方が無いことでいちいち悩んだりしない、
というのは、知識人とかなら割と備わっている態度です。



だったら、何も気にせずに今の仕事でがんばればいいのか?
というと、そういうわけでもない。

確かに、大衆と言われる流されやすい人の動きを読むのは、
どんな天才であっても無理なのは歴史が証明してます。

だから、それは考える必要はたいしてない。

だけど、きちんと調べればある程度予想がつく、
そして、自分にも影響が大きいから無視できない、
そういったこともあるんです。




つまり、人に使われる側の大衆ではなく、
『人を使う側』の、例えば、アルファ碁開発したグーグルの人のような、
今の社会を動かしているような人の心の動きは無視できない。

この世界の上位一パーセント以上の人がどう考えてるか?



天才の彼らからすれば、庶民なんて足手まといでしかありません。

プロ棋士なんかも別の意味で天才ではありますが、
人工知能が中心になる未来では、僕らと大差ない。


確かに、いつ、どんな仕事の人が、現在の地位を失うかはわかりません。
そんなことを気にすることは馬鹿らしいかもしれない。


だけど、囲碁がいきなり天下を取られたように、
それは一年後とかかもしれないわけです。

常に準備を怠らず、先手先手を取るから勝ち続けられる天才達は、
今の状況では、こう考えるのが自然な流れです。


「いざその時になったら、庶民はガタガタ騒いで煩い。

 それなら、まだ仕事が残ってる内に切ってしまうように誘導しよう。」


こうして庶民は、機械化される日が近づいているということを知らぬまま、
ある日突然、次の仕事とかのための準備とかを整える前に、
首になるか、今までのようにはいかなくなるわけです。
(というか、庶民の会社内でもリストラする時ってそんなもんでしょ)


昔から聞く話ですが、
少し前までエリートリーマンだったおじさんが、
ある日リストラされて、あっというまにホームレスか樹海行き、
何でこんな急転直下するかというと、準備が出来てないからです。

学生時代からコツコツ頑張ってきた、幾らか優秀な人でも、
動揺して事態がどんどん進行してる内に手遅れになっちゃうのは、
そんなに珍しいことでもないはず。

ヒカ碁でも優等生の伊角さんが一気に崩れていたように。



ですから、確かに、今はまだ将来の心配がない人であっても、
今すぐ切られそうな人と同じで、準備はしておく必要があるんです。

https://japan.cnet.com/article/35100332/

このニュースにもあるように、
勝ち組ですら人工知能に対抗するの諦めて、その上で将来に備えてる。




では、何をしたらいいのかという話ですが、
天才達が庶民に求めていることは二つははっきりしてます。




庶民が切られるとはいっても、
歴史上そうであったように、その分、機械が働いてくれますから、
長い目で見れば、案外、生活していくことはできると言われてます。

だけど、失業して直ぐなんかは、
実際の生活の困窮とかよりも、精神的なショックが大きい。

そうでなくとも、今の若者がそうであるように、
漠然とした不安を抱えて生きている人は多いので、
そういう人が社会を混乱させないためにも、
庶民を落ち着かせる、あるいは、コントロールする人材を望むはずです。


つまり、人工知能と同じ土俵で終わることの無い勝負をするのを止めさせ、
『勘違い能力』を軸にした生き方で、穏やかに生きてもらいたいと願う。

もう一つは、自然界にはない『人間特有の問題』に取り組んでもらうこと。

この二つ、それに囲碁は関連していて、一つの答えにたどり着きます。







僕は、楽しく生きるための手段として囲碁を強くしたいんです。
囲碁が強くなりたいわけじゃない。

大会に出て勝ち残るにしろ、友達同士で遊ぶにしろ、
囲碁を人生の目的にしている以上は同じです。

囲碁への情熱や関わり方が何であれ、
棋力を上げるためだけに囲碁を利用する限りは、
時代に逆行して不幸な人を量産するだけです。

最初に僕らは仮想世界で生きていると言ったように、
誰も彼もが、あることに気づいていないんです。

友達同士で遊ぶにしろ、大会で入賞するにしろ、
同じ『人間特有の問題』にぶち当たります。

そのことを自覚しない限りは、
この不安定な仮想世界ではいつまでも不安定なままです。

僕から見ると、多くの人はズボンはいてても破れてるか半脱げで、
パンツ丸出しになってるのに全く気づいていないか、
パンツ丸出しなのに、これはパンツじゃないと言い張ってるように見える。

スボンかスカートはかないと風邪ひきますし、
自分で選んではいてないと没個性なため、満足だって出来ないです。

ブリーフなら堂々としてれば逆に大丈夫だとか、
トランクスなら水着と変わんないから余裕でセーフとか、
そういう問題じゃない。





まずは、その問題が何なのか考えてもらいたい。

でないと、何のために囲碁をやるのかって答えられないはずです。



前もいった気がしますが、僕はなるべく先生にはなりたかないので、
答案用紙は用意してますが出来る限り自分で解いてみて欲しい。

僕はそれとは別の授業を楽しむための準備したいので、
それが終わるまでは、自分で考える猶予を与えます。

考える材料は既に渡してるつもりですが、
囲碁と同じでひとつひとつは平凡な手であっても、
それを組み合わせて一局の碁にするのは相当に骨が折れます。

答えだけなら、そんな特殊なものでもないので出るでしょうが、
きちんとした流れの上で、そこまで手を進めないと意味は無い。




いないとは思いますが、万が一、答えまでの道ができたからと、
今すぐ僕なりの答案用紙見たいという人がいれば、
その時は、個人的に渡します。

それ以外の人には、僕の準備ができるまでは秘密です。





ぃーね!

コメント

2017年
04月28日
05:46

タイトルに釣られました。

2017年
04月28日
06:08

最近はコンビニでブリーフ売らなくなりましたね。
両方使う人はそのあたり寂しく感じて惹かれるのかもしれません。

棋譜作成
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