こう言うニュースを見るのは、産経新聞が面白いですね。
2011.5.4 01:30 (1/3ページ)
【ワシントン=犬塚陽介】国際テロ組織アルカーイダの指導者、ウサマ・ビンラーディン容疑者の殺害から一夜明けた2日、米軍による極秘の襲撃作戦の内容が分かってきた。米軍ヘリコプターの故障の知らせに、現地から送信される作戦の映像を見守るホワイトハウスは緊迫したものの、同容疑者の殺害を確認したオバマ大統領は「We got him」(やったぞ)とつぶやいたという。
ブレナン大統領補佐官(国土安全保障・テロ対策担当)は2日の記者会見で、作戦の内容を一部明らかにし、「ビンラーディンの盾として使われた女性がいたと聞いている」と指摘した。
死亡したその女性はビンラーディン容疑者の妻ではなかったというが、彼女は強制されたのか、自らビンラーディン容疑者をかばったのかは不明。
しかし、ブレナン補佐官は「女性の背後に隠れていたこと」が、テロをあおる一方で自らは豪華な施設で暮らしていたビンラーディン容疑者の「本性を示している」と切り捨てた。
国防総省は、パキスタンの首都イスラマバード北方にあるアボタバードの隠れ家の詳細を公開。地上からの侵入を防ぐため複雑に壁が築かれ、ビンラーディン容疑者は「5、6年前から潜伏していた」(ブレナン補佐官)という。
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オバマ大統領は作戦を実行した1日、ホワイトハウスのシチュエーションルーム(緊急対応室)に安全保障チームを招集、現場の状況を映し出すモニター画面を通じて作戦を見守った。
報道陣をけむに巻くためか、大統領は直前まで週末恒例のゴルフに興じた。だが、9ホールでプレーをやめてホワイトハウスに戻り、ゴルフウエア姿のまま指揮を執った。
米紙報道などによると、作戦には30~40人が参加。未明、複数のヘリで隠れ家を急襲した。順調だった作戦はしかし、海軍特殊部隊(SEALS)のヘリ1機が故障に見舞われ、暗転する。緊急対応室内は「緊迫して、多くの人々が息を止めた」(ブレナン補佐官)。故障内容は明らかにされていないが、米紙は「墜落した」と報じている。
作戦は一部変更したものの続行。特殊部隊がビンラーディン容疑者に酷似した男を射殺すると、一緒にいた妻に確認をさせてから、科学的な鑑定を施した。左目の上を撃たれ、頭蓋骨が一部砕けていたという。
特殊部隊は、ビンラーディン容疑者の拘束・殺害に成功すれば「ジェロニモ」(米先住民族アパッチ族の指導者)という暗号を使うことを決めていた。特に、殺害した場合には「敵を交戦中に殺害」を意味する英文の単語の頭文字をとって、「EKIA」と続けることになっていた。
静まりかえった緊急対応室に、「ジェロニモ EKIA」との隊員の声が響くと、オバマ大統領は「We got him」とつぶやいたという。作戦時間は40分足らずだった。
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ビンラーディン容疑者の遺体は、北アラビア海に展開中の米原子力空母カール・ビンソンに移送され、水葬が行われた。
まず遺体をイスラム教の慣習にのっとって清めてから白布で包み、袋に収めた後、重しとともに海中に。米軍士官が英語で祈りの言葉を読みあげ、アラビア語に翻訳されたという。
米側は「遺体を引き取る国がなかった」「イスラム教にのっとって24時間以内に葬る必要があった」と説明しているが、米メディアは、土葬すれば遺体の奪還や埋葬地の聖地化が懸念されたためと伝えている。
コメント
05月04日
09:19
1: -
故障というか、撃墜されたのでしょうね。
カーター大統領のときも、似たようなことがありました。
妻を盾に取った、ということですが、劉備が曹操に追われたときに子供を捨てた話を思い出しました。
それに豊胸手術をしている女性の場合は、それが防弾チョッキの役割を果たすそうです。
イスラム法では豊胸手術はいけなさそうですが。
水葬も本当かな、と思っています。今でも空母カールビンソンの中の冷凍庫にあるのでは。