松江大好きさんの日記

(Web全体に公開)

2011年
05月07日
19:22

生食用と知りながら、加熱用と同じ包丁使い回し


この食中毒事件、焼き肉屋に責任があることは間違い有りませんが、この大和屋商店に共同責任があり、その証拠があることは最初の「えびす」の記者会見でメールの所在を明らかにしておりましたのに、大和屋商店の往生際が非常に悪く、刑事事件としても印象最悪だと思います。

報道機関としては、若手経営者で価格破壊の騎手扱いされていた「えびす」を取り上げた方が面白いのでしょうけど。





 焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の客4人が腸管出血性大腸菌「O(オー)111」などで死亡した集団食中毒事件で、肉を納入した「大和屋商店」(東京・板橋区)が生食用として提供されると知りながら加熱用の肉と同じ作業場で加工し、まな板や包丁を使い回していたことが、板橋区保健所などへの取材でわかった。

 厚生労働省の衛生基準では、生食用の肉の加工は加熱用と明確に分け、専用まな板や包丁などを使用するとしている。

 また、富山、福井、神奈川の3県警と警視庁は7日、合同捜査本部を設置した。

 板橋区保健所によると、4月28、30日、大和屋に立ち入り調査したところ、作業場で牛肉は、生食用も加熱用も同じ加工台で処理されていた。大和屋は保健所に「加熱用の肉しか扱っていない」と説明していた。

(2011年5月7日14時33分 読売新聞)



以下は朝日新聞

食肉業者、「ユッケ用」とメール 契約前に焼肉店側に(1/2ページ)2011年5月7日14時59分

フーズ・フォーラス社が大和屋商店側から受け取ったというメール。「ユッケ用のサンプル」という記述がある(画像は一部加工しています)

ユッケ用肉の契約の経緯と出荷の流れ
 焼き肉チェーン「焼肉酒家(さかや)えびす」の集団食中毒事件で、チェーンを運営する「フーズ・フォーラス」(本社・金沢市)が、食肉卸業者「大和屋商店」(東京都板橋区)と肉の仕入れ契約を結ぶ直前、大和屋側から「ユッケ用のサンプル」を送付する趣旨のメールを受け取っていたことがわかった。富山、福井両県警の合同捜査本部は6日、このメールが交わされたとみられるパソコンを押収した。

 集団食中毒の原因と疑われているユッケ用の肉について、大和屋側は捜査本部の聴取に対し「生食用ではない」と説明しており、捜査本部はメールから約2カ月後の仕入れ契約成立までの間に、双方でどのようなやりとりがあったのかを詳しく調べる。

 メールは2009年5月20日付。大和屋側から、フーズ社の仕入れ担当者あてに届いた。「国産牛 和牛経産モモ赤身100%(スジ無) ユッケ用のサンプルが出来ました」と記されており、翌日、金沢市の同チェーン増泉店に到着するとされていた。

 「経産」とは出産を繰り返した繁殖用のメス牛。フーズ社幹部はメールについて「新規契約を結ぶにあたって、ユッケ用にと提案を受けた。どんな肉かサンプルを送ってもらい確認した」と説明する。

 フーズ社はこの2カ月後、ユッケに使用していた肉の仕入れ契約を大和屋商店と結んだ。大和屋側からは、出荷前には2度にわたりアルコール消毒しているとの説明を受けたという。肉は大和屋商店から各店舗に直送される仕組みで、各店舗で肉を刻み、ユッケとして客に提供していた。

 一方、大和屋商店の幹部は6日、業務上過失致死傷容疑で捜査している合同捜査本部の事情聴取に対し、フーズ社に納入していた肉が生食用ではなく、加熱用だったと説明したという。東京都などの聞き取りにも、あくまで加熱用として出荷していたと答えているという。

 牛肉などの生食について厚生労働省は1998年に衛生基準を設けた。O(オー)111などの細菌が肉の表面に付きやすいため、表面を入念に削り取るなどの加工や調理法を求めている。えびすの店舗では表面を削らず、使っていたと説明。「削り取りは大和屋商店の作業だと認識していた」としている。さらに細菌検査を一度もしておらず、衛生管理が不十分だったと認めている。合同捜査本部は、肉を加工する作業をどちらが負うことになっていたかについて、契約内容や両者の認識を調べている。

 一方、警視庁と神奈川県警は7日、合同捜査本部に加わった。神奈川県内でも同チェーン2店舗で客が食中毒症状を訴えている。
ぃーね! (1) 天和 

コメント

2011年
05月07日
19:44

1: -

やっぱり、あまり安い店で生物は食べない方がいいんでしょうね。

2011年
05月07日
19:50

確かに280円は安すぎます。
そぎ落としとかの決められた手間をかければ、確かに他の肉より値段が高いのが改めて納得できました。

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