タグ :
囲碁
前回の日記で、黒石の連絡を確保しつつ、弱い白石の連絡を妨げる事を書きました。
白石の分断ができると、どう言う効果があるのでしょう?
サッカーに話を戻してみます。味方の人数が多くても、二人で協力されると良いようにやられてしまう場面を、実力に大差があるチームとの試合や練習で見かけることがあります。
相手が、一人の場合はドリブルだけなので、相手の行動も読みやすいのですが、二人になると多彩なパステクニックが使えるようになり、非常に止めにくくなります。
囲碁でも、いくつかの敵石に協力されると、混乱させられてしまいます。
敵の弱い石を、はっきり分断し協力できない状態にすると、良いことが沢山起こるのです。
白石を、無理に取りに行こうとしなくても、生きるのに苦労してくれますし、生きても大きな地ができにくいのです。
自分の地所の中に手を入れて、眼を確保するようになれば、白は泣いています。
生きるために、仕方なく周囲の黒を強化してくれることも、よくあります。更には、兄弟げんかをさせられてしまうことも、珍しくないのです。
こういう戦いに、持っていけるようになれば、15級はとっくに卒業と言えるでしょう。
続く