どくとるさんの日記

(Web全体に公開)

2011年
09月24日
21:40

「碁」の字の由来

タグ : 囲碁雑学
田村竜騎兵さん編、「碁きちにささげる本」から、満を持して引用です。気に入りの部分をちょいちょい引用してみようと思っています。

古来、囲碁のことを「囲棋」と書くこともあったのは知っていました。だから、「棋」の字がたんなる将棋の棋ではないということはなんとなくわかってはいたのですが……

以下、引用します。初版第一刷の16ページです。

「剣の道は剣道であり、お茶の道は茶道であり、したがって碁の道は棋道である。なに、棋道は将棋の棋で、碁の道なら碁道だろうって?本書を買ってくださるほどの人が、そんなことをいってはいけない。棋はもともと碁石を意味し、昔は木や竹を用いたから、キヘンになっているのである。その後、石が使われるようになり、石の字がつくりの下に入って<碁>の字が生まれた。つまり棋も碁も同じで、棋は将棋の棋ではない。将棋は元来「象戯」と書くのが正しく、将棋は日本製の当て字である。」

そ、そうだったのか……長年の謎がこれで解けたぞ、という気分です。すっきりしました。だから棋道であり、棋士であり、棋力なんですね。変に将棋の方で棋の字を使っているから、混乱してしまっていました。

なぜ、将棋の棋と字が同じなのか気になっていたのです。
まだまだしらない囲碁トリビアってあるものですね。知っていた方も多いんでしょうけど……

しかし、そうすると「碁」の字がいつからあったのか、当初から「き」ではなく「ご」と読んだのか、気になってきますね。この疑問も、いつか解きたいもののひとつとして胸にしまっておきましょう。

あ、もしご存知の方がいらしたら、どうか教えてください。積極的に胸にしまっておくことを望んでいるわけではないのです。
ぃーね! (1) NORIABC 

コメント

2011年
09月24日
21:55

「碁」の字は日本書紀には出てきています。

たしか「おのころ島」(字忘れた)に当てていたと思います。

2011年
09月24日
21:59

2: NORIABC

なるほど、どうして碁道と言わないかが疑問でしたが、棋道というのが囲碁ということだったのですか!

勉強になりました^^

2011年
09月24日
23:02

木でできた石をみてみたいです♪

2011年
09月25日
01:53

へ~~~、そうだったんだ~~(@_@;)
勉強になります(^_^;)

2011年
09月25日
08:56

5: -

勉強になりました(`・ω・´)♪

2011年
09月25日
09:13

かげちゅうさん
日本書紀!?そんなに古くから使われていたんですか。ということは、碁の字が生まれたのも日本に碁が伝わるより前のことっぽいですね。

NORIABCさん
どうして読みが違うのかも、ちょっと気になるところですね。

風鈴さん
そうですねー。現存するものがどこかにあるんでしょうね、きっと。

ボーボさん
そうなんです、この本勉強になるんですよ。

雨さん
僕もですw

2011年
09月25日
12:59

7: -

最近、田村竜騎兵さんのような人がいませんね。寂しい限りです。この本(青春出版社刊)はとっくに失っています。

2011年
09月25日
22:14

あかさん
そうですね、筆の立つ囲碁ライターさんはいなくなってしまった感があります。読む方としてはつまらないことです。

2011年
09月26日
02:25

9: 春海

 ええと、<1><6>について若干の補足を・・・

 碁の字が使われているのは日本書紀でなく、古事記のようです、原典には当たっていませんが、WIKIではそうなっていました。

 それと、日本では「棋」より「碁」が先に使われているそうです。碁の伝来は諸説ありますが、7世紀初頭の日本を記録した「隋書」には碁が盛んだとあるので、それ以前であることは確かです。仮に200年前とすれば、遅くとも4世紀のうちには「碁」という字ができていたと推測できますね。(この段落のタネ本は「囲碁雑学ものしり百科」S56,日本棋院)

2011年
09月26日
02:45

10: 春海

 同じ本に、「碁」は「棋」の呉音だともいわれる、とあります。そのことから・・・

 「木・石」との関連はわかりませんが、三国志の時代にはもうその字があって、少なくとも呉では「ご」と発音されていたのかもしれません。例の逸話で関羽が使った碁石は石でできていたんでしょうかね。彼は蜀の武将ですが、いろいろ楽しい想像ができます。

2011年
09月26日
08:05

春海さん
囲碁雑学ものしり百科、いい本ですね!
碁は棋の呉音だというのは、ありそうな話です。日本では呉音の感じが多く使われているらしいですね。
棋が碁よりあとに使われたとは……
道理で、古事記に出てくるわけですね。

いろいろと面白い知識をありがとうございます。

2011年
11月27日
22:51

12: tosi_nori

こんなのもありました

囲碁はもともと棋(き)と呼ばれ、その後、囲棋(いき)などと呼ばれました。 中国の漢の時代には碁石のことを棋子(きし)と呼び、木でできていたそうです。 隋の時代になり石から碁石が作られるようになり、碁という言葉が使われるようになったそうです。

 囲碁のいろは
   http://www.geocities.jp/sg_yoshi80/go/iroha.html

2011年
11月28日
00:42

tosi noriさん
ナイスなサイトをありがとうございます。

棋譜作成
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