利根川の杭さんの日記

(Web全体に公開)

2012年
02月23日
23:53

錯覚


呉清源詰碁道場(上)があと数問で終わる。難問ばかりではないけれど罠が仕掛けられていたりして解くのに骨が折れる。
気分転換にすらすらと解ける詰碁がいいなと思い本屋で物色していたら趙治勲著「一目の詰碁」と郭求真著「やさしい死活特訓」があった。
前者を立ち読み(立ち解き)したら30分くらいで半分以上解けて、それをさらにお金を払って買う気にならなかったので後者を購入。
それからスタバでコーヒーを飲みながらその本の詰碁をやってみた。
立ち読みしたやつよりもレベルは高いが、まあ、すらすらと解ける。
しかし、この問題でつまずいておよそ15分かかってようやく解けた。
つまずきの中身は黒5の次に白6と打たれるとN9にオス手がないと錯覚したんです。つまり心眼ではN7の黒石が抜けていたか白3子を打ち上げる手が見えなかったんですね。
それから初手K10、L9、M9、M10、N8、N9としらみつぶしに読むがどうしても死なない。
何回か失敗図を頭の中で繰り返してから、この形は眼をとるには黒1しかないだろうと思い至りようやく正解にたどりつきました。

(;GM[1]FF[1]SZ[13]NE[B]SS[@@]AP[StoneLeaf2]AB[ib][ic][id][ie][if][jb][jf][kb][kg][lg][mg]AW[jc][je][kc][kf][la][lb][lf][mc][md];B[kd];W[jd];B[ke];W[lc];B[le];W[mf]ID[1])


錯覚は、盤上にある石が心眼で見えないときと、盤上にない石が心眼では存在する、の2パターンが多いんじゃないかと思いました。
ぃーね!

コメント

2012年
02月24日
21:11

修行すれば石が消えなくなると信じています。

2012年
02月25日
23:00

緑星学園などでは詰め碁を10秒くらい見せてから後ろを向かせて解かせるという訓練をやっているそうです。

私など本を見ながらでないと、本日さんと同じくどんどん脳内から石が消えて行きます(>_<)

棋譜作成
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