千葉市の図書館から橋本宇太郎先生の「風と刻」3巻を借りてきました。
見開きの左ページに詰碁問題2題とその下に先生の短文があり、裏ページつまり右ページに詰碁の解答があるというスタイルで、各巻に約270題の詰碁が掲載されている。
返却期限までに全部詰碁が解けるわけがないから短文だけ読むことにして今日上巻を読みました。
その中から勝負の摂理について語っている一文を紹介します。
******************************
私は勝負というものは一瞬のうちに決まるものだと思っている。人の寝込みをおそい、意表をつくところに勝負がある。
したがって逆にいえば、いつでも狙われているという感じが勝負だ。
日を決し、堂々の陣を張ってから戦うのは、勝負ではなく、試合である。
碁でも同じで、まず布石を終わり、中盤にかかるというように堂々とやっていたのではなかなか勝たせてくれない。
どの段階でもつねに意表をつく心がけが勝ちにつながる。ひとりよがりではいけないが。
******************************
コメント
07月21日
22:22
1: 並のアマ
宮本武蔵みたいです^^
橋本語録に「碁はケレンです」と言うのもありましたね。