利根川の杭さんの日記

(Web全体に公開)

2012年
08月25日
14:32

道策のハメ手


図書館から「碁神道策」を借りてきました。
道策の打碁すべてが掲載されているというので、下図の道策のハメ手が打たれた碁があるだろうと調べてみたら無かったです。
対 親雲上濱比賀 戦の4子局で黒の大桂馬の横にツケを連発していますが下図の変化にはならなかったです。
下図の道策のハメ手は有名ですが、打碁の中にこの変化が出てこないということは、道策がこの変化を誰かに教えたということかしら?
それとも、後世の人がこの変化を考えついたということかしら?

(;GM[1]FF[1]SZ[19]NE[W]SS[@@]AP[StoneLeaf2]AB[dp][gq][mq][pp]AW[cn][qn];W[lq];B[lp];W[hq];B[hp];W[gp];B[fq];W[mp];B[nq];W[lo];B[kp];W[ho];B[ip];W[jp]ID[1])
ぃーね! (1) 小田渉太 

コメント

2012年
08月26日
00:51

1: 鉄拐

昔はオオゲイマで受けるのでこんなハメ手も考えられたんですね。
ペーチン・ハマヒカが二度目のツケに同じように上ハネではなく下ハネを選択したのはこの図のような進行を嫌ったかららではないでしょうか。この図は後で囲碁ライターが作ったのではないかと思います、分かんないけど。でも元ネタは確実にペーチン・ハマヒカでしょうね。道策とは四子で一勝一敗となり三段格の免状を与えられたとあります。四子で三段か・・・。ところで有名なハメ手みたいですがこれで黒がすぐに悪くなるとは思えない・・・というのが私の棋力です。

2012年
08月26日
10:02

棋譜として残されていない他の四子局で現れたのかもしれないし何とも言えないですね。

『ところで有名なハメ手みたいですがこれで黒がすぐに悪くなるとは思えない』
同感です。
続けて打つとこのような図になって、たしかに黒は良くないですが決定的に悪いわけではなく四子局ならばまだまだ黒が優勢でしょう。

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(最終手★)

2012年
10月10日
20:07

3: 鉄拐

図書館から借りてきた「切りちがい対策」という本にこの図が載っていました。ペーチン・ハマヒカとの四子局からの変化のようです。
出典は呉清源解説・三堀将執筆の日本囲碁大系第三巻です。
「道策のツケの手段は3図の変化も含みにしている。同図の白10(この棋譜では白13)を打たれては黒のハマリである。」とあります。

遅れ馳せながら、せっかく見つけたのでご報告まで。

棋譜作成
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