最近碁の上達を実感できない・・・と思ったが、単に勉強量、真剣さ、集中力が欠けてきているだけだと気づいた。
考えてみると、原因の一つに棋力の向上がある気がする。
有段者、そして高段へと棋力が上がっていくにつれて、
碁会や大会でいい気分を味わうことが多くなっていた。
棋力が高ければ、皆敬意をもって接してくれたり、指導などで感謝される機会も増える。その際に持ち上げられたりすれば当然気分が良い。
楽しくて良いことだと思うが、悪い一面もある。
勉強のモチベーションが、落ちる!
満足感が高ければ高いほど現状を良くしていこうという気持ちは落ちる。
碁を始めて間もないころの、「もっと強くなりたい」「ライバルに勝ちたい」
「構想どおりに打ちたい」といった上達に向かう気持ちはパワーダウンする。
一転、「高段になっていくほど、強くなるのは大変」「指導(育成)に力をいれたい」「楽しく打てれば満足」といった言い訳=心の贅肉がついてくる。
もちろんそれも楽しみ方の一つだし、否定するつもりもないが
がむしゃらに勉強して強くなろうとする気持ちが弱くなるのは否めない。
高段になると強くなりにくくなるというのは、単に技術的難易度が上がるというだけでなく、精神的な難易度も上がるからではないだろうか。
贅肉がつくと、動くのが億劫になってさらに贅肉がつくという悪循環になる。
今の自分がまさにそうなので、えいや!と動くことから始めたい。
コメント
06月04日
21:21
1: 心
そのためにも頑張ってにーとりさんに追いつきますね!