昨日TBSのセカンドオピニオンという番組を見ました。
12人の専門医が、芸能人の様々な病状にセカンドオピニオンを与えるという番組です。
この中で、医師の回答を聞きながら、医師の選択に疑問を持った方は少なかったのかな?
最近は、病の中で心因性のものに対する診断技術の標準化が進み、様々なテスト等を通じて医師による診断の差が生じないように、ICD-10ですとかDSMⅣ-TRなど診断の標準化も進んでいます。
精神科医や心療内科の専門医を参加させることにより、かなり違う展開が考えられたかと思います。
アルコール依存症の患者さんに対し、病であることを自覚させることもない番組進行は、まだうつ病以外の心療分野が認知されていない証拠だと思いました。
胃炎などはるかに軽い症状のものでも、画像診断ではっきり視聴者に印象付けられるのに比べて、心療分野はテスト結果を公表することもプライバシー上の問題があり、視聴させる工夫が難しいことも挙げられるでしょう。
でも、それならあの患者さんを出演させたのは間違いだったと感じました。
コメント
07月11日
08:18
1: 波のりチョッパー
そーゆー番組はあまりみませんが、
TV的に面白くする為の工夫は
色々あるかなと感じます。
07月11日
09:30
2: 星めぐり
アルコール依存症の患者さんに対し
病であることを自覚させることができたら治療できますよね。
周囲にいて迷惑受けてます。
先日のクラス会でも他人迷惑がいました。