「囲碁において強くなる近道は?」
この問いに、強くなれば強くなるほど
「詰碁をやりなさい」
と答える割合が高くなるような気がします。
確かに、強くなるのに時間がかかる人の多くが、詰碁が嫌いと言っているような気がします。
囲碁の棋力を測るうえで、詰碁はどの程度の比重を占めるのでしょうか?
布石には詰碁の力をあまり、必要としないケースが多いです。
特に年を取ってから碁を始めた人にとって、碁の習い始めの時分には、どこに石を置いたらいいのかわからなくて不安に駆られる人が多いようです。
バランスをとって、石を配置する力を身に着けるのには、詰碁より棋譜ならべのほうが有効です。
定石を形としてだけ覚え、決まった形を打とうと考えている間は、詰碁の力あまり使いません。
但し、「定石を覚えて二目弱くなり」ということわざもあるように、あまり自分の知っている定石だけにこだわり石の方向に無関心でいると、まずいケースも少なくありません。
但し、石の方向に不満を覚え、定石の変化を読むようになってくると、ダメづまりに関する感覚がとても大事になってきて、いろいろな変化を読む力を身に着けるのには、詰碁の力が必須のものとなります。
中盤においては、死活を読むのに必要ですし、手筋を読む力は詰碁で養われていきます。
終盤の寄せにおいても、ダメづまり具合や、寄せの手筋を読む力は、詰碁が強くならなければ鍛えられません。
詰碁をやるようになると、かって読みによる失敗がはっきり見えるだけに、自分の読みに抜けがないかどうか、確認する習慣が身に付き、相手の立場も考えた読みが、囲碁全般の中で実践できるようになってきます。
このように考えると、詰碁の大事さがわかってくると思います。
そして、さらに棋力にあった詰碁を数多く解くことが、棋力向上に役立つことがわかってもらえると思います。
囲碁の、いろいろな理論を身に着けることも大事ですが、正しい読みを身につけたり、石の意味を考えながら棋譜ならべする力を身に着けるためにも、詰碁の訓練はした方が良さそうです。
コメント
09月27日
09:59
1: -
(´;ω;`)ウッ…
分かってるんです! 分かってはいるんです゚(゚´Д`゚)゚
09月27日
10:03
2: -
電車の中で解けるぐらいがちょうどいいの。
09月27日
10:25
3: 松江大好き
雨中柳さん
棋書を大量に購入して特訓するのでは?w
wasabiさん
酔っ払った時でも解けて、電車を寝過ごさなくて済むくらいの問題でよいと思います。