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棋譜並べ
シリーズ第二局めは、これも最近打たれた柳時薫(白)さんとの対局です。
この対局は目まぐるしく攻防が交錯した第一局と違って、黒攻め、白凌ぎ的な進行になったので覚えやすかったです。
白20まではどこにでもあるような見慣れた布石進行でしたが、黒21が黒の工夫で、黒25以降羽根さんらしい進行の碁となりました。
棋譜並べは白100と下辺を大きく囲ったところで終わりですが、この後、中央、上辺の白の死活をめぐって激しい戦いになった模様です。最後は、中央白がなんとかセキイキとなるも地合い不足で黒の中押し。
(;GM[1]FF[1]SZ[19]NE[B]SS[@@]AP[StoneLeaf2];B[qd];W[pp];B[cd];W[dp];B[oc];W[ed];B[ec];W[fc];B[dc];W[fd];B[cf];W[jc]C[高くヒラく(○)打ち方もある。下辺の二連星との整合(どちらかというと中央重視)を考えると高いヒラキのほうが良さげだが。。。];B[qn];W[np];B[rp]C[黒15では、黒○と33に入るのが最近の流行だが、この局面では右上スミのシマリとの連携を重視しスベリの基本定石へ];W[qq];B[qk];W[jq]C[白じっくり構えた手];B[cn];W[dn];B[do]MK[Adm,Ben]LB[dm:A][en:B]C[このワリコミは羽根さんの工夫の一手。普通は黒Aにハネるところだが、黒11と左辺を打ち切っているので左辺は小さいと判断、また、黒A、白Bと代わった時の白の下辺模様が大きくなるのを警戒した。];W[eo];B[co];W[en];B[ep]C[痛烈なキリ];W[cp];B[eq];W[bp];B[cl];W[dq];B[er];W[cm]C[タイミングの良い利かし左下スミ、白の生きが確定すると、黒はここの3目を捨てやすくなる(=白32が利かない)];B[bm];W[dm];B[bn];W[dr];B[gp]C[左下スミはダメ(○)がひとつ空いているので、黒から打ってもセキ?];W[ho];B[go];W[gn];B[iq];W[ip];B[ir];W[jr];B[hn]C[様子見のキリ(?)];W[hm];B[in];W[jp];B[gr];W[hq];B[hr];W[hp];B[gq];W[gm];B[dl];W[cj]C[白の勝負手?ちょっと無理っぽくみえるが。。。];B[fo];W[em];B[dj]C[弱い石につけるな、との格言がありますが、重くする意図か];W[di];B[ej];W[cg];B[dg];W[dh];B[bg];W[ch];B[df]C[白重い形に。白の狙いは左辺の黒一団にあるので、黒63のハネに67の切り違いができない];W[fi];B[fj];W[fh];B[hj];W[il];B[jj];W[kk];B[ff]C[左辺から中央の黒がまだ弱いので黒○くらいなら穏やかだが、羽根さんらしい強い手。];W[hh];B[hf];W[jh];B[kj];W[lk];B[lj];W[mk];B[mj];W[pk];B[pl]C[これも黒○にハネたくなるが地に辛く逆方向にハネ];W[ql];B[rl];W[qj];B[qm];W[ok];B[rj]C[中央ほっといてハネ。中央はなんとかしのげるとの読みがあるんだろうなぁ。];W[lh];B[kg];W[kh];B[ni];W[nh];B[oi];W[oh];B[qi];W[nm]ID[1]C[白100は頑張った手。というか、ここで中央~上辺を打っていては白勝てないんだろうねぇ])