松江大好きさんの日記

(Web全体に公開)

2014年
03月21日
05:47

生きている石の近くは小さい


まみみんさんの疑問

「生きている石をもっとすごーく大きくできれば
この格言は間違いだと思うのですが
そういう打ち方はできたことはないんですか?」

この言葉に、少し違和感を感じました。
「生きている石」を「ものすごく強い厚み」と言い換えた方がわかりやすいかもしれません。

違和感の原因は、「大きくできれば」という言葉にありました。

この言葉が「大きく構える」であれば、違和感が無くなります。

「大きくする」と言う言葉に、基本的には囲うというイメージがあるのが違和感の原因でした。


「大きく構える」であれば、相手がその構えの中に入ってこなければ、地合いで不利になりそうで、入って行っても全体が死ぬことはなさそうなくらい大きな模様というイメージです。

自分の生きている石を利用して、入ってきた石をいじめていじめることで大きな利益を上げようと考えて居るのです。

「大きくしたい」と言う事は、「厚みを囲いたい」というふうに聞こえるのです。

厚みを囲おうとしますと、相手の消しに来た手に対し受け身にならずを得ず、模様を先手で小さくされ、主導権を取られるという負けパターンに入ってしまうのです。

厚みを大きく構えておけば、自分の生きている石に相手を押しつけることで、主導権を握りながら、反対側に新たなる勢力を築き、有利になれる可能性が囲おうとして小さめに守るより高いことが強くなればなるほど経験的に分かってきているからでした。
ぃーね!

コメント

2014年
03月21日
09:35

まみみんさんの疑問は、碁を勉強してきた人がみんな一度は感じて乗り越えてきた問題ではないかと思います。

初級者がそう思うのも無理ないよな、と私は思うのですが、それは私がそのような疑問を克服したのがまだそれほど遠くない過去だから.......なのか?

気を悪くされたら謝りますが、まみみんさんの疑問が全然理解できないと言っているような感じを受けたのでコメントしたくなりました。

高段者でもプロでも初めは初級者だったし、同じような疑問を抱いて、それを克服してきたのではないのか?..........と私は思うのです。

2014年
03月21日
10:25

mikoinrp さん

私が、この疑問を全く理解できないと解釈されたのであれば、表現方法がまずかったのでしょう。

強い石から広げないと、上手にいいようにやられてしまうと言う経験から、強い石から広げていかないとうまくいきにくいという信念を持ってしまったたり、上手の石が強く見えすぎるので、相手が打つとまず自分の石(陣地)を守ることだけ考えてしまいがちになるという対応をし続けてしまう。

また守ってばかりいないで攻めなさい、と言う言葉を守ろうとして、逆に自分の守りに対する注意が不十分なまま、攻めすぎて守りの欠点をつかれてやられる、という過程を経て囲碁は上達していくものだと思っています。

ただ、前者の守りにばかり注意が向いているパターンですと、相手の石の欠点に目が行きにくく、また双方の石の力関係に注意が向きにくいので、盤面全体を見るという作業がやりにくいため、上達スピードは遅くなってしまいます。

こうしたことを考えて見たらいかがかなと思って、書いてみました。

2014年
03月21日
16:04

みこさん
私の日記へのコメントありがとうございました。
みこさんのコメントで、疑問を口にしてもいいのだと思い
嬉しかったです。
何年も続けてきた者が、この疑問?と自分でも思いましたからです。

2014年
03月21日
16:15



松江さんの図はよくわかりましたので
松江さんは私の疑問を受け止めてくださったと思います。

疑問のもとになったいくつかのことがあります。
「生きてから攻める」や「さっさと生きる」と教わったことが
頭にあり、さっさと生きていると相手は外側に大きい地を持っている。

そのようなことを繰り返してきた影響もあると思います。
教えてくださった方は、この場面、この盤上で、と言うことだったのでしょうが
私の頭に、この言葉だけが残ってしまった、ありがちなことだと今は思います。

自分の石にばかり目を向けて相手の石の弱さは目に入らない

「強い石から広げないと、上手にいいようにやられてしまうと言う経験から
 強い石から広げていかないとうまくいきにくいという
 信念を持ってしまったたり、上手の石が強く見えすぎるので、
 相手が打つとまず自分の石(陣地)を守ることだけ考えてしまいがちに 
 なるという対応をし続けてしまう。」

まったくその通りです。

生きてる石の近くは小さい、や、弱い石から動く、がすべて連動している言葉だということを
本当の意味で理解できていなかったのだと思います。
これからは理解できるように努力してみよう、そうしないと私の碁は進まないとわかってきました。

こうして私の疑問を話題にしてくださることに感謝しています。

みこさんの温かさにも感謝しています。

いろいろとたくさん、嬉しいことですm(_ _)m

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