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今日、マイケル・レドモンド著「直観力」を読んでいたらこのような一節があった。

『また、「すいません」という言葉に象徴されるように、日本人は取り立てて悪いことをしたわけでもないのに、とにかく謝ることが多い。　これは摩擦を避けたり、雰囲気を壊さないための工夫でもあるが、とりあえず謝っておいて、そこから徐々に立て直したり、攻勢に出るための下準備のようなものなのだろう。　しかしアメリカ人は、はじめに謝るということを絶対にしない。　自分に非があると思われる場合でも、絶対に。というのは、アメリカでは一度謝ってしまうと、完全に自分の非を認めるということを意味する。そうなると、あとから立て直すことは決してできない。日本ではアメリカは裁判大国だと認識されているが、実際にそうで、一度非を認めてしまうと、裁判の段階までその事実が引きずられ、それが判決に影響することもある。　これもまた外国人と付き合ったり、交渉したりするときには注意しておきたいことの一つである。』

これを読むと謝ったときの相手の受け止め方は日本とアメリカでずいぶん違うらしい。

そこでふと思ったのですが、日本政府はいわゆる村山談話と河野談話を発表するときに、アジア諸国のそれぞれの国と日本との違いを理解している人（日米の違いを理解しているレドモンド氏みたいな人）の意見を聞いたのだろうか。