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囲碁
囲碁きっずの中には、サッカーファンが多いように思いますので、サッカーを例にとって、囲碁の覚え方の話を書いてみようと思います。
「囲碁きっず」では、囲碁を覚えてもらうときに9路盤からスタートすることを推奨しています。
そのため、Q位認定も10Qと言う、いわば碁が大体打てるようになったアマチュアのなかでも、中級と言われる囲碁人口が一番多い10級に近いところまで、9路で覚えることを推奨していることになります。
これは、なぜなのでしょう?
19路で無いと、囲碁ではないと言う方が今でも居ます。
その中で、なぜ9路・13路にこだわるのか、サッカーを例にとって説明してみたいと思います。
サッカーの練習をするのに、初めての人たちにいきなりルールだけ教えて、試合形式練習をすれば、どのようなことになるか、経験者はみんな想像が付くと思います。
みんな一斉にボールの周りに集まろうとしてばかりで、ボールにタッチしても思うようなところに蹴れない。
こんなカオスの中だけで、時間だけが経っていくことでしょう。
ちゃんとサッカーをやろうとすれば、ミニゲームをやる前にドリブルとパスの簡単な練習をしていただき、ある程度出来るようになったところで、少人数によるミニゲームからサッカーの練習は始まっていくのだと思います。
囲碁も、同じだと思います。
ルールブックを読んで、陣地を囲い合うゲームと分かった。
「さー19路でゲームをやろう」
サッカーのいきなり試合練習と、同じ事をやっているように見えませんか?
サッカーも、試合形式練習だけでは、ボールに触れることも少ないし、何をやっているか分からなくなり、楽しくなくなります。
一部の、ほんの一握りの運動能力の良い子だけが、サッカーの道へ進めるようになるだけですし、上達速度も遅いと思います。
まず、ドリブル・パスでボールのタッチになれることから初め、それが出来るようになるとシュート練習等へ進んでいくのだと思います。
それでは、囲碁でドリブル・パスに該当するのは何でしょうか?
評論家なら、戦術などを言っていれば良いのでしょうが、自分でプレーしようと思うと、基礎が出来ていないと話になりません。
その話は次回にしましょう。