タグ :
囲碁
囲碁について、詰碁をどんどん推奨するのが、正しいかどうか少し悩んで居ると言う話を書きました。
基本詰め碁は、どなたであっても勿論たくさん解いて、スムーズに答えを出せるようにした方が良いと言うことは、間違い有りません。
なぜ、悩んで居るかという説明をするのに、算数や数学を使うと説明がし易いので少し、比喩を使って説明したいと思います。
算数に、植木算や鶴亀算というのがあります。
この問題を解くのに、9*9を覚えないでトライした場合、根性と能力がある人たちの中には、解ける人が当然いらっしゃいます。
考えることが好きで、こう言うパズル的な問題が大好きという方は、がんばり続けて9*9も自然に身につけて、解けるように成って行かれるでしょう。
でも、そういう天才的な方は、非常に数が少ないはずで、多くの人にこの手の問題は難しくて大変だと言う、トラウマを植え付ける結果になっているかもしれないのです。
9*9を覚えてからであれば、当然かなりな方が解き方を覚えれば、比較的簡単に答えを導き出せるようになっていきます。
さらに、数学の一次方程式を自由自在に使いこなせるようになっていれば、植木算や鶴亀算は、誰でも非常に簡単に解けるようになります。
囲碁も、詰碁一つとっても、正しい解き方の順番を身につけていれば、問題を見た瞬間に答えが分かる率が増えてくるのです。
「とりあえずは、詰碁をおすすめします。難しいのは避けて、3手か5手で解決するやさしい問題集です。それをくり返し解いてゆくんですが、3分考えてできなかったら答を見てかまいません。
3分かけて解けないのは、いくら考えても、まずわからないとしたもんです。答を見て頭に入れ、次に同じ問題を見たとき、パッとわかるようにする。こうした基礎体力を作った上で、他の勉強をすれば、理解が早く、応用もききます。」(橋本昌二)
「昔から「碁が上達するには詰碁が一番」といわれてきましたが、詰碁を解く条件として、次のようなものが考えられます。
① 中手を打つ
② 眼を欠く -捨石を放つ-
③ 地の広さを狭める
④ ダメ詰まりに追い込む
⑤ 手順とリズムが大切
以上の条件を守れば、必ずいい答えが出てきます。」(趙治勲)
http://www.geocities.jp/jf8tegty/igo/2_05_shikatsu.html
趙治勲さんは、難しい問題を解く事を前提に解く条件を書いておられますが、実戦や簡単な詰碁では③②④①⑤の順番に考えて、間違えても損をしない方法を念頭に置いておくのが特に実戦では大事です。
詰碁だけでも、考える順番を間違えたら、迷路に入ってしまいますし、間違った解き方の習慣を身につけてしまいますと、特に時間がない実戦などでは、詰碁を間違えやすくなってしまい、勝率を悪くしてしまう原因としてしまうことが多いのです。
さらに、実戦と言うことになると、何をどのように考えたらよいかを習わずに鶴亀算にトライしているような物で、頭の中をぐるぐるさせるだけで、時間に追われて「まあいいや」で打つようになってしまうのです。
いろいろな格言を学んだりしますが、なぜそういう格言に従うのが正しい打ち方とされているかを、理解されている方が非常に少ないので、格言に出たパターンを守ったり守らなかったり、非常に大事な部分が抜けていたりするのです。
コメント
06月04日
08:00
1: -
僕のレベルで買うべきではない詰碁集を買ってしまいました~
買った本は張栩棋聖の本でした~
本当にさっぱりでした~www
06月04日
08:29
2: 松江大好き
八尾のゴンちゃん
必ず、その詰碁集を解けるようになると言う、良い目標が出来ましたねw
継続は力なりで、嫌いにならずに続けることが出来れば、必ず解けるようになります。
山登りと同じで、リタイヤしなければ、いずれ頂上はくるんです。
06月04日
16:18
4: -
頂上を一歩、一歩と上って行きます!
頂上で見る景色はそれは絶景!
そうなるように!