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書評
エラリー・クイーンのXの悲劇を読んでいます。長いです。だるい情景描写が多くて、前半は少し苦痛でした。後半に入って面白くなってきました。
金田一やコナンに代表されるベタなミステリーのストーリーや設定が嘘くさいのは、もしかしてこれが源流なのか、と今思っています。民間人に捜査上の秘密をペラペラしゃべる警察なんて、いるわけないと思うのですが……(いてほしくない、というべきか)
探偵のキャラがやけに立っているわりに、他の登場人物が無個性で、憶えにくいです。もう少しキャラ付けをしてほしいです。よく似た感想を、つい最近何か別な人の作品でも感じたような気がするのですが、思い出せません。
中間の山場みたいな感じで出てきた、刑事法廷で被告人の無罪を立証してみせるシーンはとても面白かったです。
コメント
07月11日
01:10
1: きゃれら
民間人に捜査上の秘密をペラペラしゃべるのは、ミロフスキー粒子の存在みたいなものです。そんなのあるものか、って言ったら、モビルスーツの存在が否定され、そうなると普通の宇宙戦争ものになっちゃう・・・。
07月11日
08:17
2: どくとる
きゃれらさん
分かりやすい例えをありがとうございます。
いっそのこと、スペースコロニーで事件が起きれば不自然さも払拭されるかもw