『どうしたら強くなれるか?』 これはアマプロを問わず碁や将棋をする全ての人に共通する”悩み”だと思います。
最善の方法を教えましょう。それは”敗因分析”です。 一生懸命打った碁であるほど、それが’予習’となり、局後検討が最高の’復習’になるわけです。
しかし、分かっていてもこれが出来ない。
終局直後は『覚えておけ、このやろう!』というのが正直な気持ちです。
自分の傷に自分で塩を擦り込むような作業。私はしばらくたって気持ちの傷が癒えてからでないと、とても出来ません。
張羽さんも『負けたら敗因を徹底究明する。やけ酒など飲んでいるひまはないのだ!』と言ってますね。
私は昭和30年代後半からの坂田ー藤沢秀行の時代が好きなのですが、両先生の自戦記を見ると、’反省’・’後悔’・’最善手の追求’に終始しています。外向きには『自分が一番強い』というような事を言ってますが、実は謙虚に失敗を分析している姿がよく出ています。
いい歳になってくると、面と向かって『馬鹿だ』と言われたり、自分でそう思う事はありません。 しかし碁を打ってるとその連続(笑)なんですね。いかに謙虚に反省し、強く次へ踏み出せるか。 今後の課題です。
コメント
12月17日
15:58
1: ちゅう
終局直後に検討していただくときもきついですが、傷が癒えてから再度自分で検討して、また傷付いたりしています。
相変わらず、バカ、碁の才能ない…言われ続けていますが、鈴鹿さんの日記を読んで、落ち込んでいられないな、頑張っていきたいな、と思いました。
12月17日
17:47
2: ゆかりか
自分で検討していても、どこが敗因なのかまだわかりません^^;
後で見ると全部が敗着のような気がしてきます><
分かるのは、簡単な攻め合いや死活が間違った事くらいかな~?
級の間はそれでもいいのかな?
12月17日
22:42
3: 鈴鹿本因坊
>>ちゅうさん
ちゅうさんほどの方から、『参考になる』と言ってもらえるのは嬉しいです。 では私が印象深い坂田先生の言葉をどうぞ。
「第一期名人戦、呉さんとの碁で優勢を築きながら逆転されたのは本当に辛かった。」「『やっぱり負けか』という自分の大声で起きてしまった事も何度もあった」
「自分の失敗を悔い『二度と失敗しない』と誓うのです。」
「でもまた失敗してしまう。 そしてまた悔い、また誓うのです。」「碁打ちは一生それではないでしょうか」
坂田先生にしてこれですから^^。
12月18日
00:12
4: 鈴鹿本因坊
>>ゆかさん
検討して悪い手を指摘してもらうのはいいですが、数が多いと切りがありません。
どこかポイントをしぼって、『ここはどうだったか?』とか相手の方が『ここは。。』という所を教えてもらうといいと思います。
12月18日
00:45
5: ちゅう
鈴鹿本因坊さん
ありがとうございます。
返信の言葉を読んで、涙してしまいました。
失敗したところが、悔しくて、情けなくて…
本当に、そう思って反省しているのに、また同じ過ちを繰り替えします。
ありがとうございました。