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手筋とは? 2
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1: hirohiro
どくとるさん、こんばんは。
前回、どくとるさんは手筋の定義として、
・(慣れないと)気づきにくい
・かっこいい
・ノーマルな一間トビとかは入らない
と書かれています。
では、「ノーマルな手」とは何かというと、「いろいろな局面でよい手になる可能性が高い手」であり、だからこそ「よく使われる」、「気がつきやすい」ということにつながるのだと思います。
また、今回のスレで、それまでの形に関係がある事を述べていますが、手筋とはその局面に対して使われるものという意味合いが大きいように思います。
今まで打った手の結果としての今の状況があるからこそ成り立つ手といえそうです。
で、私が前回書いた、「他の手ではうまくいかなくて、ある一つの手だけがうまくいく場合に、それを手筋という」というものも使えるならば、全部つなげて、
「一般的な局面では良い手になることが少ないため、普通はその手を打つことを考えないので、意外な手と感じることが多いものの、その局面に限っては非常に有効な手であり、かつ、それ以外の手ではうまく行かない場合、その手を手筋という」
というのはいかがでしょうか?
2: はなまる
こういう風に考えるのは面白いですね。
私は「ある局面において他の手と比較して効果的な一手及び複数手」くらいの意味が妥当だと考えます。比較的というのは、定石の評価のように最善手は人間には分からないということです。
理由としては、
①手筋を手「の」筋と解釈されていますが、手「と」筋と解釈することもできます。どちらが正しいかと言われれば少し弱い理由かもしれませんが、一手のものを「手」、二手以上のものを「筋」と考えます。
②一手のものを含まないとのことですが、例えば「ゲタ」のような手は私のようにあまりヨミの力がない者からすれば、一手の手筋に思えます。
コウのことについては、「比較して」という文言から、選択肢が複数ある場合とすれば何とかならないかなと思います。
コウを取るしかできないのであれば手筋ではなく、一通りの正解しかない詰碁のような場面では失敗図と比較することができるから手筋といえるということで。
3: どくとる
hirohiroさん
素晴らしい。かなり、みんなの頭の中にぼんやりと存在している「手筋」の意味に接近していそうな感じがします。気づきやすいとか気づきにくいとか、相対的な要素をどこかで組み込みたいと私も思っていたんです。
「それ以外の手ではうまく行かない」の部分ですが、これは「それ以外の手ではそれ未満の効果しか生まれない、という意味に読み替えてよさそうですね。
はなまるさん
シンプルですが、漏れの少なそうないい説明ですね。一手のみの手も手筋というというのも、そのような観点からでしたら納得できます。
しかし、このテーマを深く追求すると、ディテールの部分で全員が納得するのは不可能になるんでしょうねー、きっと。まるで学術の研究みたいです。
「手筋」とは、大まかな形は大体の人にとって似たようなものでも、境界線を決めようとするとゆらゆら揺れ動いて定まらない、そんな量子力学みたいな代物なのかも知れません ^^;
4: 並のアマ
ハゲ頭のパラドックスみたいなものでしょうかw
もしそうだとしても、某大先生の打った手は手筋であることに間違いありませんw
5: どくとる
並のアマさん
そうそう、まさにそれですね。
じゃあ一体、ハゲとそれ以外の境界線はどこにあるのかと。某大先生の打った手、というのが何を指すのかは分かりかねますが……