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棋書
この本面白いので、紹介の意味も込めて変化手順を研究してみます。
あくまで黒が守り続けて、白がふと自分の守りを省いた時は、準備万端打ち込みに転じましょう、という内容です。
黒14の打ち込みからの変化が具体的に説明されていますので、全部変化図にして並べてみました。これはためになります。
(;GM[1]FF[1]SZ[19]NE[W]SS[@14]AP[StoneLeaf2]AB[pp][dp][dd][pd];W[qf];B[nc];W[qk];B[nq];W[cn];B[fq];W[ci];B[fc];W[rd];B[qc];W[ph];B[cp];W[jc];B[ck](;W[en];B[dm];W[dn];B[fl];W[gn];B[ce];W[ei];B[fj];W[fi];B[gj]C[これは白の浮石2つと黒の浮石一つという、黒十分の局面。])(;W[em];B[ek](;W[gm]C[ケイマでくれば、黒は淡白にトブくらいでよい。])(;W[cf];B[gl]C[万が一白がヒラいてきたら、黒2とカケる。]))(;W[dl];B[dk];W[ek];B[cl];W[dm];B[di];W[ch];B[ej];W[fk];B[ce]C[白1は黒を脅して凌ごうという手だが、黒4と一本這ってから黒6とツケる手法を覚えておこう。])(;W[dk];B[dl];W[ek];B[cj];W[di];B[el](;W[fl];B[dn]C[白が1のツケから石を捨ててくれば、このような手順で実利を得て十分。])(;W[en];B[fl];W[gn];B[dj];W[ej];B[cm]C[白が1と逃げてくればなお幸いで、黒2と伸びれば白3は仕方なく、黒4と出てから6にカケツげば、キリとワタリが見合い。]))(;W[cf];B[dm];W[dn];B[en];W[eo];B[fn]C[白1とヒラいて焦点をぼかして来れば、黒2から図のように白を攻めて白に逃げ場なし。万一この白を逃がしても、その間に外が黒の天国になるので大丈夫!]))
義行流も、白が隙を見せた時は敢然と戦おうという事を教えています。やはり同じ方向性で打ち方を追求すると、必然的に同じ結論になるようです。
コメント
01月15日
12:47
1: ゆかりか
天下四目面白そう♪
今度探してみよう(*^_^*)
01月15日
12:55
2: どくとる
ゆかりかさん
いい本だと思いますよ。東京創元社から1400円で出ていますので、お探しください。