どくとるさんの日記

(Web全体に公開)

2012年
02月03日
08:51

囲碁は地味だという説

タグ : 雑記(囲碁関係あり),仮想北海道一周
昨日、事務所へ見えたお客さんが、「囲碁はどうして地味なんですか」と言っていました。将棋に比べて地味で、どうもやる気がしないということです。

その人は一応碁のルールは心得ているので、何もわからずに聞いているわけではありませんでした。なんでも、将棋は駒の動きが一つ一つ違うし、取った駒を自分が使えるというのも楽しい、ということで、それに対して碁の自分のエリアを広げるという考えはイマイチはっきりしなくてよくわからない、のだそうです。

囲碁が分かってくると、実際には単なるエリアの広げあいではなく、もっとずっと殺伐とした争いが盤上では繰り広げられているということが理解できるようになってくるわけですが、よくわからない人の中にはそういう地味な風に見えているもいるみたいですね。

碁というゲームが本質的に地味なのかどうかは私にはよくわかりませんが、絵的にはもしかして地味なのかなーと昨日ちょっと思いました。使っている盤が、見た目には将棋盤と似たような感じなので、駒(石)の種類の少なさが際立つのかも知れません。

個人的には、囲碁はビジュアルでもっともっと遊んでもいいと考えています。ガラス製のクリスタル碁盤(灰皿みたいな感じで)にブルー&レッドのクリスタル碁石なんて、明らかに素敵だと思うんですけど商品化はされてませんよね。どうしてでしょ。

当然、従来通りの碁盤・碁石の味わいを否定するものではないので、何もすべての碁盤と碁石を交換しようということではありません。ただ、碁の本質に関わりのない部分(石の色とか盤の形とか)はいくらでも変形の余地があるのに、もったいないなあと思っているだけです。

平安時代には、意匠を凝らした盤石がちゃんと作られているのに、いつからやめてしまったんでしょうね。質実剛健の武士の時代に、みやびた創意は姿を消してしまったのかも知れません。


仮想北海道一周
走行記録
2012年2月
1日 9.2㎞
2日 9.4㎞

10月の累積走行距離 196.8km
11月の累積走行距離 213.9㎞
12月の累積走行距離 452.0㎞
1月の累積走行距離 417.3㎞
2月の累積走行距離 18.6km
ここまでの累積走行距離 1280.5㎞

現在地:根室市、花咲駅より2㎞程根室寄り

まだ少々筋肉痛でしたが、今日あたりから普通に走れるかも知れません。
ぃーね! (1) ひからず晴れ横浜 

コメント

2012年
02月03日
10:09

では、囲碁は殺し合いです♪と、いってみては、どうでしょうか?w

2012年
02月03日
11:08

 エリアの囲い合い、って言っちゃうと、間違っちゃいないけど、ゲームの本質からはほど遠いですよねえ。
 玉蹴っ飛ばして、でっかいかごの中に入れあうゲーム(サッカーのつもり)っていうのに近いかな。どこが面白いの?それ。という。

 あと、その人、本当にはまだ囲碁をやった、できるとは言えないですね。勝手な思い込みで、「これでわかった」とやめちゃってる。そういう人は、本格的にやろうとしても、ハードルが高いんだよなあ。思い込みにとらわれるから。

2012年
02月03日
11:11

 あ、自分もちゃんと囲碁を打ち始めるまでは、おんなじこと考えてたのを、今思い出した!ルールだけ知ってる、って人はみんなそうなのかも。

2012年
02月03日
18:36

シャントットさん
ええ、言いましたw
まあ、言ったところで分かるものではないですね。やっぱりやってみないことには……

きゃれらさん
なぜ、エリアを囲うのか、という問題を追及しないと、碁を分かったとは言えませんからねー。それにしてもきゃれらさんにもそう思っていた時代があったんですか。少し意外です。

2012年
02月04日
22:47

その方はゲーム内容が地味に感じているのかな? 内容的には地味どころか奥深いと思うけど人それぞれ感性が違うからね。

ただ、視覚的なイメージは確かに地味だと思うな。どくとるさんの言うようにもったいないよね。そこで撤退されてしまってはね(笑)

そのあたりは普及する上で、工夫が必要だよね(^_^)

2012年
02月05日
09:38

入口ではそういうことが大事なのかなあ。

碁にはまってる人は、そういうことはどうでもよくなるんだよね。内容がおもしろすぎて。

2012年
02月05日
09:38

時代、といっても、碁をちゃんと打つ前なので、有史以前みたいなもんですね。

2012年
02月06日
08:32

ピンクのバラさん
地を取るより駒を取る方が面白いという感覚は、全く分からないわけでもないですが、地味っていうのとは少し違いますよね。でも本当に感覚は人それぞれです。

きゃれらさん
ですね、入り口を広くするのは普及するうえでキモになる部分だと思います。はまったら、あとは放っておいても大丈夫でしょうw

2012年
02月06日
11:12

「ブルー&レッドの石のクリスタル碁盤」は商品化されていますよ!^^
http://starnine.homepage.jp/shop/products/detail.php?prod...

2012年
02月06日
20:06

並のアマさん
あ、その商品知ってます ^^
多分私が持ってるスターナインのやつと同じじゃないでしょうか?
それもいいものなんですが、アクリル製ではなくガラス製のやつはないかなーと思っているのでして……

2012年
02月06日
21:37

11: 春海

 将棋より囲碁が地味というのは、誤解あるいは偏見によるものと思います。

 もともと、将棋は入りやすいけど飽きやすい、囲碁は入りにくいけど飽きにくいと言われます。噛み砕けば、将棋は王を取る(正しくは「詰める」ですが)という目標がわかりやすくてとっつきやすいが、その分深みに気づきにくい、囲碁は地の概念が比較的わかりにくいのでとっつきにくいが、戦いを含めた勝負の醍醐味がわかると離れられなくなる・・・ということのようです。

 だから、「自分のエリアを広げるという考え」がわかりにくいのは頷けますが、「」内自体誤解ですよね。そして、一面の真理とは言えても、「だから地味だ」というのはその人の個人的感覚に過ぎず、その意味では偏見だと思います。

 ただ、その誤解や偏見を解消させることが難しいのも事実です。碁石を派手な色にしたら地味でなくなる、というものではありません。カラー碁石が普及に無意味と言ってるわけではありませんが、少なくともその人にとっては色の問題ではないと思われます。

 結局、囲碁を楽しむ人とそうでない人の間には、ヒマラヤ山脈がそびえており、ヒマラヤのこっちと向こうは別の世界だ、というのが僕の認識です。

2012年
02月06日
21:42

今週の週刊碁の、チクン先生のコメントは、秀逸ですね。
「気軽に楽しめるゲームとは真逆の世界ですからね。」なるほど。

2012年
02月07日
00:24

春海さん
そのヒマラヤ山脈が無くなる日はたぶん来ないんでしょうねえ。我々にできるのは、山を越える道を拓いてガイドをすることだけですね。

きゃれらさん
うーん、スゴい説得力。

棋譜作成
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