利根川の杭さんの日記

(Web全体に公開)

2012年
07月27日
22:10

上達とは


私は碁歴42年、齢57を数えます。
これだけのキャリアと年齢でありますがまだ伸びしろはあるだろうと思っていてあと1子半くらい上達したいなあと思っています。

では上達するってどういうことだろうか。
どうなれば腕を上げた、強くなったといえるのだろうか。

丈和名人の囲碁訓戒の一節に「凡そ三十手、或は五十手、百手にして勝負を知るを修行の第一とす。」というのがある。
私は100手はおろか終局間際になっても勝負がわからないことが多い。作ってみて10目負け、20目負けで「ああ、負けていたのか」なんてことがしょっちゅう。勝ち碁でも同じ。中押しのときもその差がどの程度かよくわからない。
終局手続きつまり整地する前にはっきりと勝ち負けを自覚しているのとしていないのとでは雲泥の差がある。
100手で勝負を知るレベルとまでは言わない。せめて相手が間違えば逆転の可能性があるときにはっきりと劣勢であることを自覚できるように。その逆のときはっきりと優勢が自覚できるようになりたい。

つまり、上達するというのは、ある局面でその後双方が終局まで正確に着手すれば黒勝ち又は白勝ちがわかるようになることじゃないかと思っています。
ぃーね! (4) 学園先生  並のアマ  ひからず晴れ横浜  えどわーど 

コメント

2012年
07月27日
22:43

私は周りの人の接し方が変わるのが強くなった実感と思っています♪

2012年
07月27日
22:55

学園先生、すばらしい♪♪

2012年
07月27日
23:32

右に同じです。10目以上勝ってないと並べるまでわかりません。
ベテランでも強くなる要素はあると思います。
形勢判断と計算力です。真剣に取り組めば半目は強くなれると自分に言い聞かせてます。

2012年
07月29日
12:07

形勢判断は目算しなくても肌で感じられるのが理想なのですが、それは有り得ないのかな。
目算は意外に時間がかかり、ヨミがおろそかになる事があります。形勢を気にせず最善手を探してヨミに集中したほうがよい面もあると思います。
その辺のバランスが難しいですね。以前の私は目算ばかりやっていて時間の浪費と体力消耗する欠点があったのですが、目算を最小限にするようにしたら成績が上向いてきた気がします。
特にヨセに入ったら10目以上の大差でない限り最善のヨセを打つようにしたほうが良いと思います。目算しても地は増えないですから^^

2012年
07月29日
17:40

えどわーどさん
読みがおろそかにならずに正確な形勢判断ができること。
形勢判断がおろそかにならずに深く広く手を読めること。
これが勝負を知るということじゃないでしょうか。
碁を打っているとき目算、石の強弱の判断、読み等のいずれに重きを置くかはその人の個性、棋力によりますし、局面次第じゃないでしょうか。

2012年
07月30日
06:29

半目争いのヨセ勝負ではどちらが半目厚いかで取るべき作戦(コウを徹底的に争うなど)も変わってきますからね。確かに局面次第かもしれません。
ヨミの正確性、スピードを訓練すると同じくらい、目算の正確性、スピードの訓練が重要な気がしてきました。
私の場合、いくら目算が正確でも着手で5目損とか茶飯事なので、まずは技術を磨くのが最優先のようです^^;

棋譜作成
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