石の方向を決める一番大事な要素は「石の強さ」に関係するかどうかだと思います。
相手の石の形をくずすこと、自分の石の形を整えることは「石の強さ」に直結しますのでとても優先される「石の方向」だと思います。
相手を眼形が乏しい形にする、自分の石をしのぎやすい形にすることは、今後の碁の主導権を確保し、また維持する上でとても大事なことだと思います。
敵・味方ともあまり弱い石、弱くなる石が無ければ地の大きさで石の方向を決める方がよいこともよくあります。
弱い石でも、弱い石同士がつながると強くなります。
これはすごく効率がいいんです。
逆に強そうに見えた石でも、切れるとどこかや全体がすごく弱くなったりしますので、こういうところはすごく急ぎます。
絡み攻めというのも、この自分と相手の石の強弱をどう組み合わせると実現するか考えながら打ち進めるので、そのための石の方向を選ぶことによって上手くいくんです。
戦いの主導権を握るというのも、石の方向に大いに関係します。
石には、強い石・弱い石、軽い石・重い石があります。
相手が、こちらの軽めの石にちょっかいをかけてきたときに、手抜きをして、相手の重めの石に襲い掛かるとかの戦略で主導権を握るというのも大事な石の方向です。
コメント
10月19日
16:38
1: ゆかりか
わぁ~、ありがとうございますm(__)m
私の解釈はちょっと間違ってたみたいですね(^^ゞ
そうかぁ、こういう事を考えながら石の方向を決めていくんですね。
勉強になります!