http://www.amazon.co.jp/dp/4101374716
弟がブックオフで衝動買いしてきたので読んでます。
次の一手を出題するとアマチュア初段ぐらいの人が一番時間をかけて、たくさんの手を読んでいるという実験結果には驚きました。
アマチュア五段やプロ棋士になると第一感でいくつか好手が浮かぶので、その中でどれが良いか確認するのが読みでそのスピードも速いそうです。
アマチュア初段ぐらいだとそういう直感はないので、闇雲に勝手読みを含めた読みをするようです。
逆にアマチュア五級ぐらいだと、考えようがないので回答するのも早いそうです。
ある問題では羽生さんが「ここはこう指すしかないですね」と言って3秒で正解したそうです。3秒で1手ですから、速いことには速いですが、読んでいるのも1手です。
囲碁でも「ここはこう打つところ」という解説があって、それがわかりづらいと批判されたりしますが、そのような局面では本当にその1手しか考えていないのでしょう。