「弟が上京する何日か前に、日曜日の夕方に弟といっしょに近くのバス停から最後の別れをしなくてはなりませんでした。
弟はスーパーで50ウォンのコンポッキを買って食べ始めました。当時家の暮らしが大変で、最後の日まで安物の駄菓子を食べさせている自分が情けなく感じました。
バスに乗ってから、家に飛んで帰る弟の姿が車窓から見えた時、初めて『これがもう最後なんだ』という複雑な気持ちで一杯になりました。こんな別れだったからこそ、いつまでも忘れられすにいるのだと思います。」
昔の日本のような、何かありがちで、しかし印象に残る話です。
ここに出てくる”弟”とは、韓国 というより世界の囲碁界の最高峰にある、イ セドルその人です。
セドルが棋士になるため街に出た時の話でしょうか。『わけの分からない碁を打つ宇宙人』という印象でしたが、優しい兄がいたんですね。ホットしました。
コメント
07月14日
01:13
1: オム隊長
セドルの 師匠は 権 甲龍 と言います。
韓国では この人を 師と 仰ぐ人は多い。