「小5の冬」
何を思ったのか、父親が 「院生の試験を申し込むから棋譜を提出しなくてはいけないと言い出した。」自分は「院生とは何?」と聞いたであろう。
プロの名前は趙ちくん先生と武宮先生、羽根泰正先生くらいしか知らなかったのだから。(強制棋譜並べでは武宮先生と羽根先生のインパクトが大きかった。趙ちくん先生は打ってもらったので好きになった)
そこで父親は「どうせ受からないんだから申し込んでみよう」と言ったのだけは覚えている。「試験を受ければ千葉と東京へ行けるぞ。ディズニーランドにも行けるぞ」と冗談で言っていた(笑)
自分「ディズニーランドはもう飽きたよ・・・。でも、東京には行こうかな」という軽いノリで試験を受けた。
当時はパソコンが普及し始めたころでインターネットは電話回線(ADSL?)。ネットをしていると電話が使えないというお決まりのあれだ。そのネットを使ってのインターネット囲碁サイトが当時のGONET。一局打つとサイトへの対局料と電話代がばかに高かった。一ヶ月の電話代が4万だと言っていたような・・・・(笑)
そのGONETを使って、「ゼイノイ」プロに指導碁を受けていた。当時は一局が1500円くらいだったような・・・。+1000円くらいで棋譜添削まで受けられる。棋譜添削は確か手書きだったような・・・・。多面打ちで指導碁をしていることは間違いないが、これは今になって思えば有り得ないほど安かった・・・・。
ゼイノイプロはその後は韓国に移り、ソウクンゲン、イーチャンホなども含めた一般棋戦のタイトルを取るほどの打ち手だったのだから。
そんなゼイノイプロとの指導碁を、院生の棋譜審査に送った記憶がある。今思えば、互先の碁のほうが良かったと思うが、父親なりの作戦だったのだろう・・・。父親から「棋譜審査に送るからきちんと打ちなさい」と言われた記憶がある。
そして、棋譜審査をクリアしたら、次は対局試験。冬休みを使って、場所は幕張の囲碁研修センター。試験の先生は新垣武プロ。このときも五子だったかな?詳しくは覚えていないが、後で聞いた話では勝ったらしい。新垣先生、緩めてくれてありがとう(≧△≦)
そして、試験の結果は・・・・。
院生編へ続く
コメント
08月26日
01:03
1: ふきれ
院生になる子がプロと5子なのか。
私が5子でって、おこがましいことですね。
08月26日
01:07
2: かずも
ふきれさん
指導碁と勝負の碁ではかなり違ってくると思います。
勝負の碁でと挑むと、3子くらいの差しかなくても、微妙なあの手この手を使って勝負手を仕掛けてきて5子でもいい勝負することはあると思いますよ(笑)
置石=棋力の差
という判断はできないと思います。
指導碁はその言葉どおりに導く碁ですから・・・(笑)
08月26日
01:15
3: ちゅう
導かれているのですね。
08月26日
03:02
4: ふきれ
指導碁でもプロの読みの深さに閉口しますけどね(笑)
08月26日
10:52
5: -
「ディズニーランドはもう飽きたよ・・・。」
なんて贅沢な子供なんだ!と思ってしまいました(笑)