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マナー
東洋囲碁でよくあることですが・・・
終局を合意して地合い計算をすると負けていた、というときにキャンセルして改めて投了する人がいます。多くは大差の場合なんですが、これをリアルの対局にあてはめると、整地の途中で全然足りないことに気づき、「ああ、これは並べるまでもなく負けてるね」などと言いながら片付け始めるのと同じです。
終局を合意して地を作り始めたら、最後までやってどちらが何目勝ちと確認するのが正しい方法で、そういうのはマナー違反とされています。整地という作業をしている相手に失礼だからです。
また、大差の負けを数字で確認するのが嫌なら終局前に投了しなさい、という意味もあり、それは、形勢を見て打つという一つの技術にもつながります。さらに言えば、あるレベル以上では、逆転の見込みがない碁を最後まで打って数字で大差を確認せざるを得ないのは恥ずかしいことだ、という意識ができてくるもので、これは碁の品格にかかわってきます。
ネットでは瞬時に地合い計算がされ、整地という作業が不要なので、やや趣が異なりますが、マナー違反であることは間違いありません。まあ、東洋での主な相手である韓国人にマナーへの期待はしていませんが、せめて日本人にはきちんとわかってほしいと思っています。
コメント
03月09日
10:54
1: -
そうですね。
僕は、幽玄ですが、終局同意してから投了する人は、まだいなかったかな?
ダメ詰めしてから投了する人はいましたね。
観戦してても、終局直前で投了する人は、けっこういます。
形勢判断機能でも使ったんじゃないかと思われます。
03月09日
11:38
2: 春海
ポン太さん
形勢判断機能というもの自体邪道だと、僕は思っています。だから、東洋で申し込むときは「形勢分析を使わない」にチェックを入れています。
03月09日
14:27
3: -
最後の一文は少々春海さんらしからぬお言葉かなぁと、主旨からズレた感想を抱いてしまいましたw
「あなたはほんとうに正しい者を悪い者とともにマナー知らずだと決めつけ尽くされるのですか。あの国の中に五十人の正しい者がいるとしましょう。それでもあなたは、ほんとうに国を侮辱し尽くされるのですか。その中にいる五十人の正しい者のために、国をお赦しにはならないのですか。正しい者を悪い者とともに断じて、正しい者と悪い者を同じに扱うようなことを、あなたがなさるはずがありません。それはありえないことです。気持ちのいい碁を打つ方は公正を行うべきではありませんか」
旧約聖書「創世記」よりw
03月09日
20:02
4: 春海
Rayさん
「正しい者を悪い者とともにマナー知らずだと決めつけ尽く」すつもりはありませんよ。「多くの」とか、「少なからぬ」とかの形容詞をつければよかったんでしょうが、そんなに厳密に文を書いているわけではないので・・・^^
神は結局、ロトとその家族を去らせてからソドムを滅ぼましたが、ソドムには本当に正しい者が彼ら4人しかいなかったんですねぇ・・・?
03月09日
21:10
5: -
神の御心は我々人間には計り知れぬものなので、真相は不明ですw
「十人くらいはいるかも知れないけど、やっぱ滅ぼしとくか」
と思し召されても、それが神の御旨ならば諦めるしかありますまいwww
せめて、無力で愚かなる被造物同士は仲良くしたいものですなぁ
03月10日
08:26
6: りき
ご無沙汰しております(いつもこの出だしw)
リアルでは、よく体験する話です。
よく といっても、20局に1回程度w
しかしそれは、すべて私より年輩者。
なので、注意する人がいない?w
(普通だと思っておられるかも)
03月10日
18:30
7: 春海
りきさん
しばらくです^^
僕もリアルで何度も体験しましたが、その都度相手に注意しました。年齢は上も下もですが、上の方が多かったですね。