教室で一緒のおばーちゃんは半年前に囲碁を始めた。
なかなか上達できないのよねって。
私もなかなかうまくなれませんって言ったら
あなたは若いからまだ時間があるけど私はもう何年生きられるかだから(苦笑)って。
そんなことないですよって言えるお年じゃない方だったから、
すごく切なく泣きたくなってしまった。
いなくなってしまわないでって、ぎゅーっと抱きしめたくなった。
まだ上手く棋譜が取れないけれど、棋譜を書いててよかった。
おばーちゃんとあとどれくらい一緒に囲碁が出来るか分からないけど、
この棋譜はおばーちゃんとの大切な思い出になる。
これから何枚、おばーちゃんとの棋譜を増やせるかな。
私がへたくそな棋譜をあげるのは、
私の囲碁を知ってほしい人がいるから。
もし私が消えてしまっても、いつかその人に見て貰えたらいいなって思うから。
棋譜は残そうとして誰かが残した誰かの記憶。
棋譜は切ない。
コメント
06月06日
15:48
1: うりりん♯
棋譜は記録、
なので1手1手何を考えて打ったかがわかるように打ちたいものですね。
また、親しい仲になれば棋譜をみるだけでその場にいなかったとしても棋譜を通して見えてくるものがあるかもしれませんね。