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タグ : 支部対抗戦,宮古田老,対陸中山田,自戦譜
今年の支部対抗親善大会は震災で海の万里の長城と呼ばれた巨大な防潮堤が破壊されて多大な被害を受けた宮古市田老で実施されました。

いまだに復旧工事がそこかしこで行われていました。高台の住宅地も整備が進んでいる様です。

我が水沢支部軍団は江刺岩谷堂～江刺玉里～江刺梁川のルートで釜石自動車道に入り一路宮古を目指しました。
震災後整備された釜石自動車道は無料ハイウウェイで今年釜石地域の一部区間が整備されて宮古まで一気通貫を果たしました。今回初めて車に乗せてもらって便利さを堪能させてもらいました。
水沢から宮古市街地までは約2時間で着きます。
宮古市街地から旧田老町までは30分ほどの道のりです。

この大会は一局35分切れ負けの早碁棋戦。私は水沢支部の二軍チームの水沢Bの副将でした。
この大会では大将は支部長クラスの要職の方が就きます。最強者はなぜか三将が務めることになっています。副将はチームのNo.2です。
去年はチーム3位、個人成績はなんとか勝ち越しだったと記憶しています。
今年はどうでしょうか。

今回は全て向先の手合いで白番でした。
一局目は乱戦で時間にも苦しんだ一局で陸中山田戦です。
白28のハザマが苦戦の一因ではないかと思っています。それほど悪い手ではないのですが、弱い石を作ったので早碁では賢い選択ではありませんでした。AIの様に柔軟に対応できればよいのですが基本的に石運びが重い私には不向きな作戦でした。
白32では33に打ち繋がって打つのが賢明でした。左辺はサバキに回る要領です。白32と頑張ったので中央の打ち方が難しい。
白44は好手でここからリードしましたが黒61のカケに対する対応がまずく形勢を損ないました。白74から突破を図るところでした。
白66、68の構想が失敗で形勢を悪くしました。左辺死に残りです。
黒103に受けたのが負ければ敗着です。B-12に押さえて左辺活きて大石はコウで応戦すべきでした。上辺にソバコウがたくさんあります。

この碁は時間が切れそうになりながらも乱戦を制して辛うじて勝つことができました。