天和

<< 2017年1月 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031

天和さんの日記

(Web全体に公開)

2017年
01月24日
12:11

互先黒番(対Cosumi)

タグ : 対局
ひさしぶりに囲碁熱が出てきたので打ち始める。ついでにブログも始めてみる。

今年のコンセプトとしては、丈和の囲碁訓戒に概ね従いつつ、ヨセを重点的に強化していきたい。目指せKGS初段。

というわけで肩慣らしにCosumiと打つ。互先で私の黒番。

(;GM[1]FF[1]SZ[19]NE[B]SS[@@]AP[StoneLeaf2];B[pd];W[dc];B[pp];W[dq];B[cj];W[qj];B[de];W[ee];B[dd];W[cc];B[ed];W[nc];B[qf];W[pb];B[qc];W[kc];B[ec];W[nq];B[bd];W[co];B[qn];W[pr];B[qq];W[kq];B[cm];W[ef];B[ic];W[df];B[cf];W[ei];B[dh];W[he];B[gd];W[qb];B[qh];W[oj];B[gf];W[qr];B[ql];W[eh];B[dg];W[eg];B[di];W[ge];B[ej];W[hf];B[gg];W[hh];B[fj];W[fn];B[jp];W[jq];B[ip];W[gq];B[im];W[hd];B[gc];W[hc];B[hb];W[gh];B[oh];W[iq];B[hp];W[no];B[ol];W[kp];B[ko];W[cn];B[nk];W[ni];B[mj];W[pi];B[mg];W[hj];B[li];W[jd];B[lo];W[dm];B[bm];W[cl];B[bl];W[rc];B[rd];W[rq];B[rp];W[bn];B[rb];W[dl];B[ck];W[ra];B[sc];W[rr];B[fi];W[fh];B[ig];W[hg];B[id];W[ie];B[jb];W[lb];B[je];W[gk];B[gm];W[fl];B[ke];W[ih];B[kd];W[ne];B[md];W[nd];B[lc];W[mc];B[ld];W[kb];B[jc];W[jg];B[mn];W[jj];B[sq];W[am];B[ak];W[go];B[hq];W[hr];B[kk];W[gp];B[hn];W[ho];B[io];W[qa];B[oc];W[ob];B[ka];W[ma];B[mp];W[np];B[mq];W[sr];B[lr];W[sp];B[nr];W[pq];B[oq];W[op];B[or];W[po];B[ro];W[qp];B[on];W[kr];B[of];W[qo];B[rn];W[nn];B[nm];W[pn];B[pm];W[fm];B[nf];W[me];B[ks];W[js];B[ls];W[jk];B[is];W[jr];B[jl];W[hl];B[il];W[hm];B[gn];W[ik];B[kj];W[kh];B[ek];W[lf];B[lg];W[kf];B[ib];W[ki];B[lh];W[so];B[sn];W[sq];B[el];W[em];B[gi];W[dk];B[dj];W[hi];B[ps];W[qs];B[os];W[fd];B[fc];W[fe];B[oe];W[jf];B[mo];W[gj];B[lq];W[hs];B[lp];W[ir];B[pc];W[gl];B[in];W[la];B[ja];W[oo];B[om];W[an];B[al];W[mf];B[sb];W[od];B[fk];W[kg];B[jd];W[sa];B[le]ID[1])


序中盤はあまり難しく考えず、局面を複雑化せず、石の強弱と形にだけは気をかけ、ちょくちょく形勢判断して「あまり遅れないこと」をモットーに打っていきたい。理想は大ヨセに入る段階で遅れが10目以内で、そこから挽回するというパターン。

私は昔から「序盤から長考しすぎる」悪癖があるので、それを是正するためにも序盤は考えることを限定して早打ちを心がけ、むしろ遅れるのを良しとするつもりでいきたい。

そういう意味では今日の碁はまだちょっと序盤で考えすぎたかもしれない。

黒9は第一感はハネで、その方が形としても素直だったか。ワリ打ちした石との兼ね合いが悪いような気がしたが、それこそ気にしすぎだったかも。

逆に黒11は読まずに打てた。相手をサカれ形にできる場面では問答無用でそうしておく。

黒25と27は左上がなんとなく味悪な気がして打っておいた。25以前の左上は地としては大きそうだがあまり「強い石」だとは感じられなかったので安定させる意味が大きい。

黒33あたりで一旦形勢判断。

黒は左上40目がほぼ確定地。右辺の小ゲイマ受けは合わせて10~15目ほどか。どちらも隅に潜るのと辺への一間ヒラキが見合いになっているから攻められることはなさそう。というわけで基本的に弱い石はあまりない。ただ、現状では中央への影響力は弱い。

白は左下の小ゲイマシマリで12目、右側の上下で星にかかった形で8目ずつと見て確定地は30目弱。黒に比べて、コミを入れても15目ほどは少ない。しかし下辺は経営次第で簡単に20目ほど白地が増えそうだし、全体的に中央は白っぽい。模様・発展性を考えると白の方がリードしているようにも思える。しかしさらに言えば白は右辺にポツンと一子、左上に浮き立った一団があり、黒としてはそれらへの攻めを見ながら白の発展性を値切っていきたい。

この段階で感触としては結構いい勝負だと思っていた。

黒37は勘違い。後から見てみると普通に切り離されてしまうのが読めていなかった。が、まあそれはドンマイ。これからも読みで一気にリードしようという碁はとりあえず打たない。

43は形としては悲しかったが仕方がない。隅の味悪が露呈した感じなのでこの一手を論じても意味はなさそう。しかも、45が打ててしまうとむしろいい形になった。左上の一団にプレッシャーを与えつつ、下辺の削減に寄与しそうな好位置。

白50の段階で形勢判断してみると、33あたりとほとんど同じ状況。白50で下辺経営に本格的に乗り出してきたが、ここが50目くらいになればイーブンという認識。

黒としては、左上と右の白の弱石をにらみながら下辺の限定を図る、というわけで黒51。黒55まで打ってみると、下辺で白は50目には届かなさそう。というわけで上辺の中央で白地がまとまらなければ若干黒有利な局面だと感じていた。

黒69、71と右辺の白を攻めながら下辺の黒につながりやすくし、あわよくば白を追いながら上辺をダメ場にしてしまおうと思っていた。そうしたら白が右辺の一団を諦めてしまい、望外の結果となった。白100あたりで目算してみるとコミを入れても20目以上黒がいい。さらに中央の発展性も黒がよく、お互い弱い石はほとんどない状態。

あとはそれなりのヨセをしつつ、完全に店じまい。中央でさらに地が増え、下辺でフリカワリで少々得しつつ、いくらか損な手も打ちちゃんとした出入計算をせずにヨセてみると、結果は221手を以って黒の43目半勝ちとなった。

よかった点としては形勢判断を30、50、100手でやって、その時々の状況についてそれなりに確かな感触を持って打てたこと。

反省点としては、やはり序中盤で考えてしまうことが多かったのと、ヨセ巧者とは程遠い終盤だったこと。大ヨセでせめて一旦手を止めて、めぼしい手の出入を算出してからヨセていくべきだった。

というわけで修行は続く。
ぃーね!
棋譜作成
: