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上達の心得
1局の碁は、例えて言えば模擬テストのようなものである。
テストの受けっぱなしはあまり意味がない。
答え合わせをし、正解を理解し、自分の弱点を分析することに意味がある。
勝負の結果のみにこだわるのは良くない。
局後、後悔する人は多いが、反省する人は少ない。
相手と一緒に検討するのが一番いいが、それができない場合も多い。
それでも自分一人で1局を振り返る。本人は正しいと思って打っているので、自分の悪手には気づきにくい。できれば、自分より強い人に見てもらえば更に効果的だ。
初級の頃は打つだけでいいが、有段者なら2局打つより1局打ってその碁を検討した方が、上達にははるかに効果的と思う。
壁に当たり上達しないのは、毎局毎局、同じ過ちを繰り返しているからで、それがわからず生活習慣病みたいになっているからである。
検討・反省をして、長所は伸ばし短所を補強する努力が必要である。
コメント
02月06日
22:58
1: matq
本当にその通りと思います。
プロだって局後の検討を時間を掛けてやっていますよね。
私も、特に負けた碁は、何処が悪かったのでしょうねと、話しかけて並べなおすことにしています。
でも、勝ち碁のときは、難しい。
先日も、検討しようとしたら、相手は、敗軍の将、兵を語らずです、と言って逃げられた。
その人ですが、別の人と打って勝ったときに、相手に、ここが悪かったのではと、定石を教えたり、こうすればよかったんじゃないの、などど教えているつもりらしいが、その人は、分からないらしく、違う所に石を置いたりしていた。教えると言うのは難しい。
検討だけは是非やりたいものですね。
02月06日
23:57
2: 長崎美人
プロは負けた方が検討に熱が入るみたいですが、アマの大半は逆のようです。その人も愛すべき人かもしれませんね(笑)