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上達の心得
相手を侮って負けたことが何度あることか。
皆さんもそのような痛い経験があると思います。
格下の相手でも、全力を尽くす気持ちで打たねばなりません。3子くらいの差は、互先で勝負の範囲と思います。そもそも、相手を甘く見ること自体が礼を失する態度かも知れませんね。
私は大会で弱い人に良く負けますが、まぁ(失礼ながら)過去に信じられないくらい弱い人によく負かされています。普段、3~4子位の手合いの人です。確実に勝つために、序盤から固く打ちます。そのためか、中盤に入るあたりで細かい碁になります。形勢がはっきりしないと妙に焦ってきます。
相手が弱いのでどうにかなるだろうと思って、無理な手が出ます。相手の模様に深くはいりすぎたり、弱い石を放って地を稼いだり。そこをうまく咎められぼろぼろになります。いったんリズムが崩れると石がチグハグになり自滅の道をたどることになります。要するに相手に負けたというより自分に負けたということです。
やはり相手を甘く見たのが敗因です。相手が誰であっても、平常心で向かうことが大切です。
相手を侮るのは非常に危険です。
特に、相手の間違いを期待する打ち方は厳禁です。
たまに、うまくいくこともありますが、必ず痛いしっぺ返しがあります。
碁会所では、じっとダメをつめて追い落としを狙う人など、相手のミスばかりを期待して打つ人が多いですね。
このような精神では上達はおろか、人間関係も崩れそうです。
コメント
02月07日
13:15
1: きゃれら
相手の途中の着手が自分の価値観とは相いれず、侮る、というケースがあるんですよね。
ってか、僕が初対局で自分より強い相手に善戦できるのも、そのパターンです。序盤のヘタレに比べて、終盤が強いんです、きっと。(^^;
02月07日
13:27
2: 長崎美人
初手合いでは、よくあるパターンですね。
私も先日のNBC大会で、相手が基本定石も知らないので弱いと思って、中盤ではえらい目にあいました。相手を侮る気持ちがずっとあったのが苦戦の原因でした。
02月07日
17:43
3: ぺぺろんぢぃ
にどめまして。
コメントさせてください。\(^o^)/
序盤~中盤でリードして、「もらった!」と思ったあとに落とし穴。
「このへんで決めてやるッ」と短期を起こした途端に破綻…それがよくあるパターンのぱぁねろなのでした。
心の隙、「ド~ン」と突かれたようで…かなり落ち込みます。
02月07日
18:52
4: 長崎美人
勝負は下駄をはくまでわかりません。
勝ち碁を勝ちきるのは、簡単でないですね。
02月07日
20:29
5: Cola Prince
同感ですね。
張うさんの本では勝てる相手にしっかり勝つのは勝てない人に勝つより大切と書いてました。
02月07日
20:31
6: 長崎美人
名言です。耳が痛い、眼も痛い。
02月07日
20:48
7: matq
相手を侮るつもりは無くても、相手が定石を知らないなとか、布石で損なところを打ってくると、つい、自分の方が知ってる=強いと錯覚してしまうことがあります。
プロに言わせると、布石段階で少し損をしても、数目ぐらいな話らしいです。
それより、石が競って来ると、すぐ数目以上損をしますし、さらに終盤では一手のミスが、命取りになるようです。
私などは、大ヨセで何十目も損をすることがしょっちゅうです。
02月07日
21:39
8: 長崎美人
まったくおっしゃる通りで、耳(目)が痛いです。