長崎美人さんの日記

(Web全体に公開)

2012年
07月04日
19:45

応用死活8 棋書への疑問

タグ : 応用死活

私は棋書の内容には懐疑的な見方を持っている。
大半はまともな記述だが、怪しい内容もかなりある。
一流棋士の著書でも、その棋士がどの程度関わったかが重要で、名前だけで囲碁ライターがほとんど書いているものもあるのが現実のようだ。
一般の棋書なら間違いもやむを得ない面もある。

しかし、基本死活などは昔から研究し尽くされ、結論が出ているのだから正確性が要求される。詰碁は別だ。作者が気づかないミスがあっても仕方がない。
並のアマさんが間違いをよく指摘している。ミスが許されない死活本でもミスが多い。最近、発見したのは次の問題の解答。
応用というより基本の基本である。

(;GM[1]FF[1]SZ[9]NE[B]SS[@@]AP[StoneLeaf2]GC[白先如何]AB[eb][fb][fc][gc][hc][hd]AW[bb][db][dc][ec][fd][gd][gf][he][ie])
ぃーね!

コメント

2012年
07月04日
19:51

日本棋院発行の某棋書の解答(この説明でいいのか?)


(;GM[1]FF[1]SZ[9]NE[W]SS[@4]AP[StoneLeaf2]GC[白先如何]AB[hd][hc][gc][fc][fb][eb]AW[bb][ie][gf][he][gd][fd][ec][dc][db];W[hb];B[ib];W[ga](;B[ha]C[白1,3で手になります。黒は4とコウにするしかありません。])(;B[id];W[ia]C[黒1と打っても変わりません。白2でコウです。]))

2012年
07月04日
19:58

私の死活講座でも5型で詳しく説明している。
本コウと黒の有利な二段コウでは全く意味が違うのではないだろうか。http://ippei.my.coocan.jp/bijin_shikatukoza_1-5.html

2012年
07月04日
20:11

ずっと二段コウだと思ってましたが、関西棋院で元アマ名人のユン先生に三段コウといわれましたwww

2012年
07月04日
20:19

三段コウ??
よく意味がわからない・・・
ヨセコウ含みの二段コウ??
メイエン事件簿によると、名称がつけられないコウがあるそうです。
http://taisen.mycom.co.jp/taisen/contents/igo/meien/meien...

2012年
07月04日
21:13

5: -

先ほど野球を見ながら趙治勲さんの本を読んでいました。偶然にも同じ問題です。以下解説です。
白1とツケ、黒2ハネのとき白3コスミが筋。続いて黒4とおさえ、白5とほうりこんでコウになります。黒の有利な二段コウではありますが、白にとっては花見コウです。


(;GM[1]FF[1]SZ[9]NE[W]SS[@@]AP[StoneLeaf2]AB[eb][fb][fc][gc][hc][hd]AW[bb][db][dc][ec][ed][fd][gd][gf][he][ie];W[hb];B[ib];W[ga];B[id];W[ia]ID[1])

2012年
07月04日
21:40

最もオーソドックスな説明ですね。
それにしても三段コウというのは何でしょう。
三段腹なら聞いたことがありますが・・・

2012年
07月04日
21:51

>4 は面白いですね。私も単に「どちらからも手が出しづらい」とだけ覚えていて、名前は知りませんでした。
メイエン先生の「囲碁ミステリーツアー」にも「先手2/3目と言われた男」の話が出て来ますね。名前は大事です。

2012年
07月04日
22:26

前後の問題の流れからなのかこっちの本では「死」なのに
あっちでは「セキ」となってることがよくあって、わたしのようなレベルは混乱します。後手セキだろうが生きたいのが初心者なので・・・。
それに「観音ヒラキにサンサン」も入門時に読んだ本のおかげで
長いことコウしかないと思ってました。w

2012年
07月04日
23:27

当時説明されてもわかりませんでした。たぶんいまもw

2012年
07月05日
01:13

>>なのさん
観音開きに三三・・・コウ以外に何かあるのでしょうか?
気になっています・・・

2012年
07月05日
11:30

なのさん

観音開きとは星から両方に大ゲイマに開いた形でしょうか。
状況次第と思いますが、小さく生きるよりもコウにする方が勝るということかもしれません。

学校教育で小1~中3の指導要領やカリキュラムに基づく教科書があるように、囲碁でも級位者向けに、段階別、系統的に学べる囲碁教科書が必要と常々思っています。日本棋院が本気で取り組めば1年でシステムができると思うのですが、悲しいかな、そんな発想も全くないようです。

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