今年の世界アマは、私が都合で出場できなかったので、準優勝のM君が全国大会に出場した。正直なところ、1回戦も突破できないと思っていたが、何と並のアマさんを破る大金星をあげた。私の欠場で並のアマさんには申し訳ない皮肉な結果になったが、本県にとっては嬉しいニュースになった。
最初聞いたとき信じられなかったが、棋譜を見て必ずしもまぐれではないと思った。明らかに碁が進化している。代表が決まってから、10秒碁をプロ級の相手と毎日打っていたようだ。私は観戦専門だが、ネットは練習相手がいない地方の若手にとってありがたいツールだ。
もちろん、私の日記に掲載した棋譜(3局)や前評判を聞いて、並みのアマさんに油断があったのも事実だろう。しかし、それなりの力がなければまぐれでも勝つことはできない。
県トップクラスに成長したT君やO君は進学や就職で県外に出ていく。
中学生のM君とI君はまだ時間がかかると見ていたが、すぐにでも優勝争いに絡んでくる力を付けている。ほかにも有望若手が何人かおり、本県囲碁界の未来は決して暗くないと思っている。
コメント
09月16日
17:26
1: NORIABC
成長する人は、成長するのですね。
自分も見習いたい・・・
09月16日
17:35
2: 長崎美人
M君は小学生の時から注目されていましたが、伸び悩みが気になっていました。世界アマをきっかけにやっと殻を破りました。これからが楽しみです。http://www.nagasaki-np.co.jp/news/mizusora/2011/10/070906...
09月16日
18:17
3: かずも
二回戦は僕と当たったのですが、完全に僕の負け碁でした・・・。
ヨセで10目くらい追い上げ、半目勝負。
最後はM君が1目の手と勘違いして0目の手を打ちました。
そこで半コウが発生し、負けとなってしまいましたが、半コウをすぐにツナいでいればM君の勝利だったのです。
強烈な恩返しをされるところでしたね。
一皮向けたというのは良い表現かもしれません。
09月16日
18:25
4: 長崎美人
えっ。かずも君をそこまで追い詰めるとは!
びっくり仰天ニュースですね。
すぐに、M崎君ではなく、M君1強時代が来そうだ。
09月16日
18:42
5: かずも
これが持続すれば実力になりますが、そう簡単にはいかないと思います。
でも、これをきっかけに強くなるといいですね。
09月16日
19:31
6: 劉備玄徳@全日本制覇達成!
M君とは一度対戦した事があります(彼が小学生1,2年頃)
確か5子でジゴでしたが、あの年齢であの強さと才能は特筆すべき別格でした…。
あの当時の印象からすると、むしろ伸び悩んだ方だと思います。
お世辞ではなく、プロでタイトルとれる逸材と感じました(私程度が恐縮ながら)
09月16日
19:42
7: 長崎美人
まさに、そこなんです。
小学校低学年のころから碁会所5・6段の棋力で、最初会ったときは天才かと思いました。しかし、その後、伸び悩んだのでプロの道は厳しいのかという見方をしていました。
しかし、ここで爆発すると見方がまた変わってきます。
全国大会出場は彼にとって、殻を破るいいきっかけになりました。
結果的に私の辞退が飛躍につながればこれ以上の喜びはありません。
09月16日
23:27
8: 鳥田イスキー
彼やI君にはがんばってぜひプロになって欲しいですね。
アマチュアでい続けられると我々にとっては夢も希望もなくなってしまいますので…。
09月17日
00:14
9: 長崎美人
う~ん。ここ1・2年が勝負だね。
中学名人を取るような勢いがないとプロは厳しいかな。