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普通に打て docMM囲碁日記
今はなき親父に、”普通に打て”とよく言われました。当時はその意味がよくわからなかったのですが、最近、少しその意味がわかってきたような気がします。
考えるきっかけとなったのはこの1年くらいパンダのレイティングの上昇がピタリと止まったこと。(碁を始めて、急速にはうまくならなかったですが、大体コンスタントに年1K~1.5Kくらいのペースでレイティングは上がっていた)いわゆる”初段の壁”かなぁ、などとぼんやり感じておりました。
まぁ、こういう時は基本に帰るのが一番と、天下初段のドリルを復習してみましたが、なにかピントこない(もちろん、忘れてた筋とかはありましたが、だからといってそれが敗因につながっているようには思なかった)。そもそも勝率があがらない。
そんななか、立ち直り(壁を破る?)きっかけを掴むできごとが3つありました。
1)KDリーグでの開幕5連敗
2)春海さんの鑑定力の磨き方日記
3)あかさんの犬型と猫型の日記
詳細は別の機会に譲るとして、いづれもこの”普通”について考えるヒントになりました。さて、普通ってなんだろうと考えた時、”最も沢山打たれている手、あるいは、手順”ととりあえず理解。
じゃ、プロはどういう手(手順)を沢山打っているのか、まず、調べてみました。
(参照:
http://eidogo.com/)
スミの着手は9割方、星か小目。その後の手順もいかにまとめる夫々10通り、合計20通りの手順しかないことがわかりました。( )の中の数字はその手順からできる(基本)定石の数です。数字がないところはまだ研究できていないところ。
4つあるスミはこれら20通りの手順のどれかになるわけで、ひとつの定石が仮に10手くらいとすると40手くらいまではカバーできてしまう計算になります。さらに、定石後の狙いの手はそんなにある訳でもないし、決まっているのでそこまでカバーすると80手くらいまでは普通の進行をマスターできる計算になります。
たった20通りマスターすればプロと同じレベルの碁が打てる!?
まぁ、そんなに甘くはないでしょうが研究してみる価値はありそうです。
星 ─ケイマカカリ ─┬─ ケイマウケ ─┬─ スベリ(1)
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│ └─ 高ビラキ(1)
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├─ 一間ウケ ─┬─ スベリ(1)
│ │
│ └─ 高ビラキ(1)
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├─ 一間バサミ ─┬─ 三々(3)
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│ ├─ 両ガカリ(1)
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│ └─ 一間トビ(1)
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└─ 二間高バサミ─┬─ 三々
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├─ 両ガカリ
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└─ 一間トビ
小目 ─┬─ 一間カカリ ─┬─コスミ ─┬─ 二間ビラキ
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│ │ └─ ハサミ
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│ ├─二間高バサミ─┬─ コスミ
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│ │ └─ 二間トビ
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│ └─三間バサミ ─┬─ ノビ
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│ ├─ 二間トビ
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│ └─ ケイマガケ
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├─ 一間高カカリ ─── 下ツケ
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└─ 二間カカリ ─┬─ コスミ
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└─ 一間バサミ