docMMさんの日記

(Web全体に公開)

2013年
05月11日
15:46

普通に打て docMM囲碁日記

タグ : 囲碁日記,理論
普通に打て docMM囲碁日記

今はなき親父に、”普通に打て”とよく言われました。当時はその意味がよくわからなかったのですが、最近、少しその意味がわかってきたような気がします。

考えるきっかけとなったのはこの1年くらいパンダのレイティングの上昇がピタリと止まったこと。(碁を始めて、急速にはうまくならなかったですが、大体コンスタントに年1K~1.5Kくらいのペースでレイティングは上がっていた)いわゆる”初段の壁”かなぁ、などとぼんやり感じておりました。

まぁ、こういう時は基本に帰るのが一番と、天下初段のドリルを復習してみましたが、なにかピントこない(もちろん、忘れてた筋とかはありましたが、だからといってそれが敗因につながっているようには思なかった)。そもそも勝率があがらない。

そんななか、立ち直り(壁を破る?)きっかけを掴むできごとが3つありました。

1)KDリーグでの開幕5連敗
2)春海さんの鑑定力の磨き方日記
3)あかさんの犬型と猫型の日記

詳細は別の機会に譲るとして、いづれもこの”普通”について考えるヒントになりました。さて、普通ってなんだろうと考えた時、”最も沢山打たれている手、あるいは、手順”ととりあえず理解。

じゃ、プロはどういう手(手順)を沢山打っているのか、まず、調べてみました。
(参照:http://eidogo.com/

スミの着手は9割方、星か小目。その後の手順もいかにまとめる夫々10通り、合計20通りの手順しかないことがわかりました。( )の中の数字はその手順からできる(基本)定石の数です。数字がないところはまだ研究できていないところ。

4つあるスミはこれら20通りの手順のどれかになるわけで、ひとつの定石が仮に10手くらいとすると40手くらいまではカバーできてしまう計算になります。さらに、定石後の狙いの手はそんなにある訳でもないし、決まっているのでそこまでカバーすると80手くらいまでは普通の進行をマスターできる計算になります。

たった20通りマスターすればプロと同じレベルの碁が打てる!?
まぁ、そんなに甘くはないでしょうが研究してみる価値はありそうです。




星 ─ケイマカカリ ─┬─ ケイマウケ ─┬─ スベリ(1)
           │         │
           │         └─ 高ビラキ(1)
           │
           ├─ 一間ウケ  ─┬─ スベリ(1)
           │         │
           │         └─ 高ビラキ(1)
           │
           ├─ 一間バサミ ─┬─ 三々(3)
           │         │
           │         ├─ 両ガカリ(1)
           │         │
           │         └─ 一間トビ(1)
           │
           └─ 二間高バサミ─┬─ 三々
                     │
                     ├─ 両ガカリ
                     │
                     └─ 一間トビ



小目 ─┬─ 一間カカリ ─┬─コスミ   ─┬─ 二間ビラキ
    │         │        │
    │         │        └─ ハサミ
    │         │
    │         ├─二間高バサミ─┬─ コスミ
    │         │        │
    │         │        └─ 二間トビ
    │         │
    │         └─三間バサミ ─┬─ ノビ
    │                  │
    │                  ├─ 二間トビ
    │                  │
    │                  └─ ケイマガケ
    │
    ├─ 一間高カカリ ─── 下ツケ
    │
    └─ 二間カカリ  ─┬─ コスミ
               │
               └─ 一間バサミ

ぃーね!
棋譜作成
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