長崎美人
長崎美人さんの日記
(Web全体に公開)
- 2013年
10月14日
22:13 -
失われていくもの
わが師、本忠さんが上京され本日帰られた
人生は邂逅なり
人との出会いが運命を変える
久兵衛でご馳走になるのは嬉しいが、師は高齢
いつまで語り合えることができるのか不安がよぎる
一緒に過ごせる時間を大切にしたいと思う
ＮＨＫ特集で「中国の激動」を見た
貧富の格差、はびこる拝金主義、モラルのない社会
交通事故にあった重傷の少女を通りすがりの多数の人が見て見ぬふりして通り過ぎていく
親を思い、年長者を敬い、他人を思いやる気持ちは今の中国にはないという
現状を憂い、中国当局は宗教に力を入れている
キリスト教と儒学がものすごい勢いで広まっているらしい
人の心を取り戻せば、中国もいい方向に向かうのではないか
日本は中国に比べれば随分ましだが、昔の道徳や倫理観が失われつつあるような気がする
私がいるマネーの世界では、戦争、地震が起きても、マーケットがどう動くかが問題であって、人の幸不幸は話題にもならない
長年この世界にいると、思考回路から人間的な要素はなくなってしまうのか
囲碁の世界も随分変わった
昔は１局打てば心が通い合うようなものがあった
今は勝ち負けだけで、むしろ禍根を残すこともある
一番感じるのは、碁が強い人は一目置かれていたこと
私も若い頃、えらい先生や社長さんに、碁の世界では君が先生だからといって、ずいぶん大切にしてもらったありがたい記憶がある
最近は、若くて碁が強くてもオタクみたいな見方しかされない
碁がメジャーでなくなったのか、ネットの影響かよくわからないが、
失われていくものは多い
コメント
10月14日
22:56
1: しんのすけ@囲碁サロンソレイユ
おかしな話ですが、中国では事故にあった方を助けると、治療費やら慰謝料やらをたかられるらしいです。なので、皆さん見て見ぬふりをすると…。
10月14日
23:22
2: 盤上の詐欺師
中国で交通事故の重傷者を見てみぬ振りをするのは
思いやる気持ちがないというよりは
トラブルに首を突っ込むと身を滅ぼしかねないという心理が働いているのではないのでしょうか
道で怪我していた老人を助けたらその老人から犯人扱いされて
慰謝料と治療費を払わされたという事件もあることですし
重傷者を助けたら凶悪犯扱いされて刑務所行き
という罠かもしれません（苦笑）
人間の大便から食用油を精製したり
飲むと死ぬ毒物を風邪薬の材料だと偽って輸出したりする国ですから日本の常識では考えられないことが起こってもおかしくないでしょう
また宗教に関してキリスト教を受け入れる動きがあるのは確かですが
宗教組織が影響力を拡大し国家の統制から外れるような事は避けたいでしょうから
いずれ政府機関からの介入があることでしょう
そもそも外国の影響下にある宗教は認めないというのが中国政府の基本方針ですから・・・
10月14日
23:28
3: 長崎美人
そんな話は聞いたことがある。異常な国だね。
孔子の教えも、中国だから必要だという説もあるようだし。
10月29日
23:08
4: 10gen
そうですね。ネット碁では、礼節とか道とか伝わらないような気がします。只のゲーム。勝っても、負けても、ただそれだけ。とても無機質な気がします。
私は、下手なりに必ず局後の検討をお願いしています。手談とは勝負が終わったあとも続くものだと思っていますので。ネットでは、やはり伝わりにくいですね。ネット碁の限界を感じます。直に接してこそ、碁盤を挟んでこその会話ですもの。