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囲碁がなかなか強くなれない方は、最初の教わり方が間違えているのではないかとかねがね思っています。

囲碁格言が、山ほど有るのは最初の教え方に問題があるのではないでしょうか？

「囲碁は、地の大小を競うゲームである」

囲碁の基本ルールですけど、これを囲碁の基本として考えると、考え違いを起こしやすいのではないかと思います。


「厚みに近寄るな」
「厚み囲うべからず」

有名なことわざがですが、地の大小を競うのなら、相手に地が出来やすいところを邪魔して、自分の地が出来やすいように（相手でも自分でも）厚みの近くに打った方が良い。厚みを囲った方がよいと考えるのは自然だと思います。

また、捌きや捨て石、手抜きなど覚えるのが非常に困難になります。

地を囲おうと思うと、9路盤・13路盤では19路盤と感覚が違うので、19路盤で打たないと強くなれない。



ところが、子ども達は小さい碁盤から打ち始めることによって、19路盤しかなかった頃に比べて圧倒的に早く上達してくれる割合が増えています。

これは、9路盤・13路盤でも囲碁に共通の大事な感覚を養うことができるからです。

それは何でしょうか？

「囲碁は、手の価値の差を競うゲームである」

「強い石の近くにある石は、価値が低くなる」

このように考え始めると、囲碁上達への道へ近づきやすくなると思います。

この考え方なら、碁盤の大きさによって、考え方に差が出てくるようなことはありません。