置き碁において、上手がいくら教えても、下手が上手の石に付いていく癖はなかなか治りません。
これは、単に
「碁は大きいところから打つゲームです」
とだけ教わっているため、自分にはよく分からないけど上手は大きいところからきっと打つ、だから上手の打った手の周辺が大きいんだと考えてしまうためだと思います。
「次に自分がどこに打ったらよいか」
この判断基準らしきものを、これまで教わっていないから、上手の着手に対して手抜きできなかったり、変なところで手抜きしてしまったりするのだと思います。
自分の石が強く、上手の石も上手が打った着手によって強くなった。
(上手が守る手を打った)
「この周辺は、強い石の近くですから価値が小さくなった。」
このように、判断基準を持てば、読み違いによるミスはあるにしても、石の強弱に目を向けるようになりますので、上達に向けて正しい方向に注意が行くようになり、自信を持って手抜きして価値が大きそうなところに向かうことが出来るようになって来ます。
コメント
03月01日
18:43
1: 波のりチョッパー
とても参考になりました。
一手一手価値の大きい所を意識して
打って行きたいと思います。
03月01日
19:42
2: 松江大好き
波乗りチョッパーさん
いろいろ試してみてくださいね^^
03月01日
22:09
3: 桜花(さくちゃん)
私の場合は、上手の方の打つところが大きいと思って、ついて行ってしまうわけではなく、
ただ、上手さんが打った場所が気になってしまう。
そして自分での、価値判断することを忘れて、その場所しか見えなくなります。不思議ですねぇ。
03月02日
05:52
4: 松江大好き
桜花(さくちゃん)さん
自分の判断基準で打とうとし続けることが、たとえ間違いが多かったとしても、上手は何が間違えていたかを教えることが出来ますし、さらには納得できる手を打てたとき、自分でもとてもうれしいので身についてきます。
実は、わからずにまねすることより、トライして間違えることが、上達の早道なんですよね。