以前から、ご近所にお住まいの碁を打たれる方から、八王子市川口町にあるやまゆり館内で、隔週日曜日の午後1時から開かれる、八王子碁楽連の支部の「川口やまゆり寿囲碁同好会」に参加しないかと誘われていた。
今日の6月22日(日)のNHK杯囲碁トーナメントは、 1回戦第12局で 趙善津九段vs松本武久七段の一局である。解説は、いつも快活な金俊秀八段、聞き手は中島美絵子初段。まだ、序盤に近い内に、松本七段が果敢なコウ争いを挑み、これから勝負はどうなるかと楽しみであったが、午後1時前にはテレビ観戦を止めて、上記の集まりに出掛けることにする。
<棋譜>
http://igo.client.jp/nhk/56.html
http://homepage1.nifty.com/maznaga/IGO/goview/NHK/
梅雨時で、今日は朝から雨が降り、何処にも出掛けられない。傘を差して、囲碁の集まりに出掛けてみると、会場のやまゆり館二階の第二会議室では、15人程の囲碁好きの方々が集まり、楽しく烏鷺(うろ)を争っていた。
写真左:囲碁を楽しむやまゆり寿囲碁同好会の方々。
実力1級ということで入会を申し込んでから、さっそく会長のM七段に3子で打って頂く。力の差が相当に大きいと思い、緊張して慎重に打ち進んだが、白から右下に潜り込まれてしまい、仕方なく外勢を張るように打ち進めたところ、右辺に思わぬ黒の大模様が出来た。そして、その中に白が無理を承知で打ち込んできたが、周囲は黒石で包囲されていたので、最後には、これらの白石が一網打尽となってしまった。これで、M七段が投了して、ぼくの初勝利となった。
写真右:別の実力七段(左)の方の打ち碁。
二番手のお相手は、持ち点上、ぼくと実力の似た方であった。黒3目コミでぼくが白を持ち、じっくりした地の取り合いの碁となったが、地合いで勝(まさ)ったぼくの中押し勝ちであった。
今日は、この2局だけにして頂いて、誘ってくださったご近所の方にお礼を言い、雨の中自宅に戻る。神さんが「どうだったの?」と聞くから、2勝0敗だったと答えると、「ああ、そうなの。」との返事で終わってしまった。
このために、今日のNHK囲碁トーナメントは、どちらが勝ったのか、勝敗の結果を知ることが出来なかった。
写真右:【NHK講座:今日の詰碁】