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タグ : 宝酒造杯,六段戦,自戦譜
昨年は五段戦で出て一部ひんしゅくを買ったので六段戦にエントリーしました。
たしかに六段戦の方が皆さん棋力にばらつきがなく難敵ぞろいの気がしました。

ゆかりんが審判長です。平野常務理事とともに開会式のあいさつは卒がなくたいしたものだと思いました。

出だし二連勝で幸先の良いスタート。三回戦が決勝トーナメント入りをかけた戦いでしたが、黒番でコミが出ない形勢。大ヨセの入り口付近で無理を打って転倒しゲームセットでした。

4局目は2勝１敗同士3勝賞をかけての戦いです。黒番です。

以下Lizzie先生の講評です。
黒7の三々入りは普通に見えて疑問手。右下シマリが急がれるところ。
白16大いに疑問。私もよくこの手を打つので見直したいと思います。
白20のシマリでは24に飛んで上辺を広げたい。黒はJ-16の肩ツキとなる。
黒21は上辺を制限しに行った手だが、肩ツキの方が勝る。
白22に黒23は利かされ、黒25も打ちすぎでN-16にノビるくらいだった。白に29のところに継がれると困るところです。

白26とフクラミたくなりますが、黒27とコウを挑まれ初コウにコウなしで白30には目を瞑って黒31の抜きとなります。白32とすごいところを突き抜きますが、黒の方がポイントを上げています。黒ややよし。

ここで右辺Q-8に構えるのが良いところですが、黒33と行ったため白34と反撃されます。まともに動きだすと白の勢力圏での戦いとなるため、黒35と日和りましたが、さすがに白36との交換はマイナスです。

左辺ごちゃごちゃやって行きましたが、白先手で右辺に回るチャンスがありましたが、後手を引いて黒は右辺回ることができました。
ただし、黒63の位置取りが悪く決定的なリードは奪えません。
白64は黒を強化して悪手。白66も黒67がぴったりで黒がはっきり良くなりました。ただし、黒の攻めも不十分で黒79では82に一撃するところ。白86ツケに対する黒87のサガリも大甘で最終局面図ではAI的には白持ちに近い互角の形勢になっています。

この後、白はサバキに失敗して大石が死亡して黒勝ちになりました。
最終局は負けて3勝2敗と勝ち越してまずまずの成績でした。