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我が家の近所に昨年末にできた、回転すし「魚べい」。

連日大変な混みようでしたが、今日の午後、車で前を通った午後二時、駐車場も少し空いていることから、入ってみました。





食べログを見ると酷評されてますが、実際のところどうだったのかというと、百円均一寿司の中では、ご近所にある蔵寿司、かっぱ寿司より上、ということでかみさんと私の評価が一致しました。


まず、椅子がいい。

安定感のある、木の椅子でした。
よくある、小さな、回転する椅子ではなく、家庭のダイニングに置くような椅子でした。



しかしまあ、回転寿司で椅子だけをほめてはいけませんね。



カウンターに座ったのですが、カウンター越しに向こう側が見えないようになっていて、それもよかったです。

今日は、誰に後ろ指をさされることのない、法律上の妻と昼飯を食っていますが、誰にだって、あまり人目につかずに綺麗な女性と食事をすることがありますよね。　

そんな時に・・・・・
回転寿司にいくかどうかは、さておいて・・・・・

寿司があんまり回ってこないんですが、目の前に寿司を載せた皿が時々、ビューンと爆走していきます。


タッチパネルで注文すると、モノの一二分でおもちゃの貨物列車に寿司がのっかって、目の前で止まる仕組みでした。


それが、上下二段になっていて、荷物を受け取ったらボタンをおすと、空車は再度びゅびゅビューンと厨房に戻っていくのでした。


それが面白くて、少々食べ過ぎましたが、満足度の高い昼飯になりました。



回転寿司で、インターフォンに向かって大きな声で注文するのがありますよね。

あれは、苦手です。

何を食べているのかが、他のお客さんに丸聞こえなのがなんか、恥ずかしいんですね。


聞き返されたりすると、「えーっ、もう、いいや・・・・・」っていう気になります。

そういうの、苦手な方なんですが、家族四人で行くと、息子も娘も私に似て、注文したり、食卓を仕切ったりしたくないタイプなので、私が注文係にされてしまいます。

今日は、子供たちはいないけれど、かみさんと私だと、当然のように、私が御用聞きをして、
「これ、おいしいから一個食べてみてよ」
などと、愛想までふりまきます。

私は、昔からかみさんにはそのようにして甘やかしてきましたので、

「うん」
とか
「ううん、それはいらない」

という、世の中の普通のご家庭でご主人が、そんなことをしたら、多分後ろめたいことがあると見て間違いありません。


では、私に後ろめたいことがあるのかないのか、というと、それは、ここには書けません。

絶対に書けません。



声に出して注文するのにに比べると、タッチパネルで選ばせるのはとても良いと思っていましたが、貨車にのって素早くやってくれば、私が何を注文しているのかはほとんど人様に知られることがありません。

ご注文の品といって、インターホンで連絡してくるのもきついし、注文品の札をつけて流れてくるのを待つのも、恥ずかしいです。

今日のように、ホタルイカ（二貫で100円）がおいしく思えたので、5皿も食べましたが、
「あーあ、もっといろいろと食べればいいのに・・・・・」
とお店の人に思われたんじゃないか・・・・・
なんてこと、考えなくて済みます。


最後に食べたナスの握りが妙に旨かったうえに、これは、三貫で100円だったのでお得でした。


今度いったら、ナス握りばっかり5皿食って、腹いっぱいになろうかと考えました。


そんなへんな注文が、こういうシステムだと気兼ねなくできます。これって、
「注文してください、握りますから」
という職人が目の前にいるタイプの回転寿司で、私にはできない注文なんです。

このタイプの店で名店だと思っているのは、池袋の若貴。

高級店なら一貫千円で通用すると思われるような中トロを二貫で136円で出してくれるので、中トロばっかりを5皿でも10皿でも食べていいようなもんですが、なんか、気がひけるんですよね。

そうそう、脱線ばかりしてますが、このお店のお寿司。
見た目がきれいで、一皿百円だから、こんなものでしょう。
でも、全体的な総合得点はなかなかのものでした。

わざわざ行く必要はないと思いますが、高くないし、腹が減ったら、また行くだろうな、というタイプのお店でした。

斜め前にある讃岐うどんの店と、どっちにしようかなぁ、と迷うタイプの昼飯場所です。

悪くはありません。