万波奈穂二段との指導碁を終えてホテルに戻り、
シャワーを浴びてから「前夜祭」の会場に入りました。
10人掛け丸テーブルの指定された席にすわり、
なにげなくとなりを見ると、そこには
「日本棋院 三段 奥田あや」
のネームプレートが。
やった~。 奥田あや三段のとなりじゃん。
まったく、今日はどこまでツイてるんだろう.
着席されるやいなや、サインをせがんでしまいました。
奥田あや三段は、昇段されたばかりで、風雲昇り龍の勢い。
今大会も当然、優勝候補の一角を占めます。
それだけでなく、笑顔が素敵な、とてもかわいい先生です。
打ち解けてきたころに、棋譜並べのコツを聞いてみました。
1)碁盤を使って、(ウン、やってるやってる)
2)ただ番号だけを追うのではなく、(ひたすら、番号をさがしてる)
3)自分ならここに打つと予測しながら、(また、むずかしいことを)
4)なぜそこに打ったのだろうと考えて、(あ~、聞くんじゃなかった)
並べてください、と。
「わたしもよく棋譜を並べますが、わからないことが多い。
理解できる/できない、ではなく考えるのです」
(そうか、先生でもわかってるわけではないのか。
帰ったら、「奥田流」で棋譜並べをしてみよう)
そう思いました。
奥田先生、ありがとう♪
さて、宴もたけなわ、いよいよ抽選会がはじまりました。
奥田先生は、大外からひとつ手前の「15番」を引かれ、
あとはアマ側の対戦相手が決まるのを待つばかり。
予選を勝ち抜いたアマ5人の抽選が終わり、
いよいよ、わたしの先生の順番が来ました。
先生が引いたのは、なんと大外の「16番」
対戦相手は、・・・・・
奥田あや三段。
「これはまずいことになった」
思わず、頭をかかえずにはいられませんでした。
わたしが先生のためにできることは、ただひとつ。
ひたすら奥田あや三段にお酒をすすめ、
酔いつぶしてしまうことなのでした。
P.S.
第1回女流秀策杯 Bブロック一回戦第4局の結果:
白番、奥田あや三段の中押し勝ち。
みなさん、わたしの複雑な心中をお察しください。
悔しいような・・・
ホッとしたような・・・