岡部倫太郎さんの日記

(Web全体に公開)

2017年
05月27日
14:12

【超超超】2人のヒカル!?ゆーちゅーぶの乱!【がんばらんば】




「伊角さんだって、自分が反則したのは気づいてるんだぞ!

 俺たちはみんな、負けられない戦いをやってるんだ!
 ここで反則を突きつけるのは、お互い了承済みの権利なんだ!
 
 それに、こんな『終わった碁』続けたって、伊角さんにとっても辛いだろ!?

 なら、ここで俺が不戦勝して終わるのは、お互い最善の一手じゃないのか?」

「ヒカル・・・これは人同士の問題でしょう?
 終わらせることは出来ても、終わることはないんです。
 ないんですよ、ヒカル。」

「ここからが俺たちの・・・ヒカルの碁だ!」




「僕は一人で滑っていく。そのために何が必要なんだろう?」






 

『始まるんだよォ!!!誰も見たことのねぇ新しい時代が!!!』
 ユースタス・キッド




最近、テレビ見てたら、
今年一気にブレークしたユーチューバーのヒカルが出てました。
(偽名?らしく、本名は違うようですが。髪型はヒカルっぽい)

祭りの屋台の件など、最近一気にニュースになることも増えたし、
いい機会だと思ったので、ちょっとネタにしてみようかと思います。


ネットとかの評判を見てみると、大概、言われてることとして、

「金が無い子供を金で釣ってるだけ。」
「上手いことやったなとは思うけど、
 今から他のやつが真似しても二番煎じになるから売れないだろうな。」
という意見があります。


事実、スタジオでの芸能人相手の受け答えでも、

「別に方法は何でも良かった。

 ユーチューバーなら絶対勝てるという確信があったから、
 事前に数千万使って準備するのも迷わなかった。

 ただ影響力が欲しかった。」

と口にしていますし、ビックリする位に割り切ってやってるようです。



この手の人物は昔から一定数いますし、
それがたまたま現代ではユーチューバーだっただけだと思います。

そして、今の時代はそういう人物も目に付きやすい。

彼のような人を指して、
「ある意味で有能かもしれないけど、ああはなりたくない。」
「やっぱり世の中悪い奴が他人を上手く操れるんだな。」
と拒否反応を示す人がいるのですが、
学べるところは学ぶべきだと僕は思うんですよね。



といっても、ヒカルに拒否反応示してる人からすれば、
あんなのから学べることなんて無いと思うでしょうが。

ですので、もう一例出すとしましょう。




『ふーん、やるじゃねェか。同期としちゃ嬉しいね。』
 大喰らい ジュエリー・ボニー




さて、ユーチューブにはもっと前から活躍してる人がいます。

それが「開発 光(かいはつ ひかる)」ことヒカキンです。
(シバターの本名も光らしいですね)

最近、習慣少年マガジンの読みきり作品でも紹介されてたように、
長年、トップに君臨している人です。



彼は学生時代はスキージャンプをがっつりやっていたそうですが、
中学くらいからは自分よりも才能ある人がどんどん出てきて、
次第にその道で成功するのを諦めるようになっていき、
今度は、スキーの合間に家で独学でやっていたビートボックスに嵌り、
バラエティ番組などに出演したりするようになっていきます。

その頃から、ユーチューブにも動画を出すようにもなった。

こちらの道はスキーキャンプよりは上手くいったものの、
成果が出れば出るほど目標も高くなっていき、
やはり先が見えてきてしまいスランプに陥ったとか。



ところが、最初は自分の『作品』をより多くの人に見てもらうために始めた動画編集や、
ちょっとした小ネタなどで視聴者のリクエストに応えたりしてるうちに、
そっちのほうが面白くなってきた。
(金髪の方のヒカルにも、多少はそういう面もあるとは思う。多少は。)

それで、皆さんご存知のように、
今では子供相手に玩具やら食べ物のレビューしたりとか、
そういった芸人的な仕事の方がメインになっているというわけです。



『言ったろ兵力が違う・・・!!!』
 夜の大統領 カポネ・ベッジ



で、企業から金貰う事もあれど、
基本的にはユーチューバーは動画再生数を競うような仕事と思われてるので、
この二人、どちらも似たようなことをしていても評価はかなり違います。
(飽きっぽくて金も無く思慮の浅い小中学生を客にしてる点で同じ)


金髪の方のヒカルは、探せば色々と悪評が見つかりますし、
大半の動画は数十万、数百万の大人買いで子供の願望を代わりに叶える物。

更には、売名のためにプレステ4のプレゼントを頻繁に行い、
貧乏な大人すらも巻き込もうとしてる。



ベッキーや乙武さんを見てもわかるように、
人気商売というものは、ちょっとしたことで直に駄目になります。

だからこそ、敵も多いし胡散臭い金髪ヒカルは、
誠実そうなヒカキンには遠く及ばないし、
彼と同じ手法をやる人が現れたり、マンネリ化した場合、
あっというまに凋落するんじゃないかと一部で言われてます。




『政府の狗に成り下がったかと思えば、案の定、何か企んでやがったか!!!』
 殺戮武人 キラー



その辺りのことはともかくとして、
では、彼らが成功した決定的な理由とは何なのか?


それは一言で言い表せます。

「100パーセント勝つとわかっていたから」




子供の頃に鬼ごっこをやっていて経験してると思うんですけど、
必ず、誰か一人くらい、こういうことしてる人がいたはずです。

「俺の能力、Mアーマーは全ての攻撃をご褒美へ変換する!!

 貴様がいくらタッチしようとも、
 俺がMアーマーを展開している限り、それは無効だ!!(ドンッ!!!)」


滅茶苦茶な理論だし、他人には理解されないものですが、
それでも、絶対に負けないからこそ、ノビノビとプレーもできるんです。

二人のヒカルも同様です。




『うっは、コリャまた面白ェモンみちまった!!』
 海鳴り スクラッチメン・アプー




金髪のヒカルは、いつまでも今のやり方が通用しないのは承知の上で、
ユーチューバーは踏み台にしか過ぎないと割り切っていますし、
ヒカキンにしたって、自分ルールを前面に押し出しています。

ヒカキンの目的は「子供を笑顔にすること」らしいですから、
面白いことをやって相手を笑わせるのはもちろんのこと、
全然受けずに失笑されたとしても、仏頂面してるよりはいいと考え、
自分が笑われることでも勝利条件を満たせると思ってるように見えます。

お笑い芸人にも、一定数、滑り芸というのを売りにしてるのもいるし。


そして、ルールを作るだけなら出来たとしても、
それを相手にも共有してもらう必要がある。

ここが難しいことでもあり、そして、希望がある点でもあるわけですが、
机上の空論ではまずく、そこに血が通っている必要がある。

つまり、自分にしか出来ない、やりたいもので無ければならない。

それが初対面の人にも伝わる位の、です。



金髪ヒカルがプレステ4配ってるの見て、その時だけ摺り寄る大人は、
彼がビジネスライクに動く人間だと感じ取るからこそ、
遠慮せず、そんなことができるわけです。

ヒカキンに夢中になる子供や、
一週回ってヒカキンを評価するような大人というのも、
たとえどんな形であれ、子供が自分を利用して遊んでくれればいい、
そんな思いがヒカキンの馬鹿っぷりからわかるからこそ、
彼のことを認めているんでしょう。

そして、そういったものは、言動よりも行動の方が伝わりやすい。

口でなら何とでも言えますが、
どんな詐欺師や頭の回る人であっても、
仕草とか、表情とか、言外の部分を完全に偽ることはできないので、
その強みが発揮されやすいのが、ユーチューバーだったんでしょう。



何をするかをきちんと考えた上で決定して、
あとは自分の素をそのまま出せばいい。

これは頭の良し悪し関係なく、誰にでもできるはずなんですが、
現実にはできてる人の方がずっと少ないようです。




『お前には死相が出ている』
 魔術師 バジル・ホーキンス



では、ヒカルを嘲ってるような人が何をしているかというと、
他人のルールの中でのし上がろうとしてる。

子供の頃からずっとそうしてきた人なんかは、特にそれが顕著です。

これは別に公務員のような固い職業でやってきた人に限りません。

プロ棋士のような、一見すると自由人な人たちも同じです。



彼らは、自分を殺して他人をおもいやっているように見えますが、
困ったことに、実際にはやってることは真逆だったりする。

例えば、プロ棋士が人気を取ろうと思うなら、
井山くんのようにタイトル独占するのがわかりやすいですが、
これは、日本棋院の定めたルールに従っているわけです。

日本棋院が大好きな人ならともかく、
僕のように囲碁をやりこんでても興味ない人もいる。

囲碁に興味ない一般人はもっとそうです。



『おーおー、好き勝手やりなさる・・・!!』
 怪僧 ウルージさん



その点、藤沢秀行さんなんかは、相当に滅茶苦茶な人間ではありますが、
すがすがしい位に自分ルールを貫いてきた人っぽいです。

とんでもない額の借金があった時のタイトル戦なんかは、
勝ったところで一度では全額は返せず生き地獄が続くだけだし、
負けたら、その日のうちに首をくくって地獄に行くしかない。

それでも、他に彼に選べる道は存在しないため、
他のプロ棋士とは異なり、盤上での勝ち負けを超越していた。



誰よりも勝ちに拘っていたから、勝てたわけじゃない。
それは表面的なものでしかない。

そういう視点で見てる人というのは、
とにかく努力することが偉いと考えがちです。

だけど本質はそうではない。

むしろその逆です。

一流の人間というのは、えてしてそういう面が見受けられます。

意外にど底辺の人のことも色眼鏡で見たりしない。




『海軍もまた…変わらざるを得ない……!!』
 赤旗 X・ドレーク



僕はそういう普通の人たちのことを、
「99パーセントを目指す人間」と呼びますが、
韓国みたいな学力競争がやばい国を見てもわかるように、
仮に、誰かのために立ち上がったがんばってるにしても、
社会全体から見ると、そういう人は害でしかないんです。

何もやる気のない世捨て人のような人よりマシだろうと言いますが、
そういう人だって、99パーにうんざりしたからそうなったわけで。

因果関係を誤ってる人は少なくない。



どうしても、100パーの自分ルールが無いというなら、
何も自分が前に立つ必要は無いでしょうに。

自分の子供に自分の夢を押し付ける教育ママはよくないです。

大人に出来ることは、100パーな生き方を見せること以外に無いです。




『人の夢は!!!終わらねェ!!!』
 黒ひげ マーシャル・D・ティーチ

『当たり前だ!!!!!』
 麦わら モンキー・D・ルフィ



というわけで、僕は金髪ヒカルのことはある程度評価してます。

金持ちキャラとして周知されているからこそ、
世の中に何も期待していないような人のことも味方にできる。

根っこの部分が見えない人には近寄れないんですよ、人は。



自意識の高い女と仲良くなれる一番の男って、
漫画に出てくるような爽やかイケメンのホモですよね。
(あるいは、ワンピースのキャベンディッシュみたいな王子様とか)

あれだって、最初から友人以外にはなりえないとわかってるからこそ、
男に酷い目にあったことあるような人も安心できるんだと思う。

長期的な関係を築くか、
または、考えなしのアホや他人に壁作ってる人も巻き込み、
意思統一をきちんとしようと考えるならば、
100パー以外ありえないんです。

だから、ヒカルのこともきちんと認めるべきだと思う。




『シャンブルズ!!!』
 死の外科医 トラファルガー・ロー



こういうこというと、
とんでもない悪党が都合よく解釈して、
とんでもない詐欺師がでかい顔するようになるんじゃないか?
と心配する人はいますが、
100パーの人間が少ないからこそ、騙される人が出てくるのであって、
そういう人間が増えて、シャッフルしたかのように混ざるようになれば、
近くで観察する機会も増えて、自然と見る目も養われるというもの。

変に100パーの人間を否定すればするほど、
被害者たちは99パーの人から離れていくものです。

そして、やがては99パーの人同士で争いだす。

それこそがセルリアンの世界だと僕は思います。




『背中の傷は剣士の恥だ!』
 海賊狩り ロロノア・ゾロ






言いぱなっしで何もしない、自分が出来ないことを人に要求する、
というのはおかしいですから、
当然、僕も100パー勝つやり方というのをお見せします。


僕のような100パーを好む人には共通することが多い特長ですが、
良くも悪くも他人を過大評価しがちなんですよね。

99パーの人の場合は、良くも悪くも行動的で、
やらなくていいことばかりやる傾向にありますが、
僕はその逆、この位は言うまでも無いだろうと説明が足りないか、
遠慮しすぎて踏み込みが甘い傾向にある。

同じ100パーの人に対してはそれでよくとも、
それ以外の人には中途半端な態度になってしまうことが多い。

囲碁の場合は、それで強くなったわけですし、
マスターとプロの棋譜見てると、素人目に見ても手合い違いに見えるし、
もしかすると、僕はプロも過大評価してるのかもですけど、
あくまでも相手してるのは盤上なので問題は無かった。



goxiを見てきましたが、
僕はこれまでも相当に踏み込んできたつもりでしたが、
まだまだ全然ぬるいんだろうなと実感させられたので、
100パーを見せるために作ったものは、先月から全部書き直してます。

今回で『予告編』は終わりになりますが、
それも踏まえて書き直し、だいぶすっきりしたと思う。

僕にとって囲碁普及は手段であって、
目的は別のところにあるのは言ってたはずなんですが、
結果的には、そこが曖昧になってたと今は反省してます。
(強いて言うなら、ガンプラオタを増やすのが目的)

僕の姿形を見せるために、趣旨は簡明にしました。



それとは別に、
大衆を考えた気にさせる、何かやった気にさせる、
99パーの方の部分もやってはいますが、
これはこれで、僕のルールの内ではあるので、それなりに力は入れる。












東京フレンズパーク管理人 反者真可 遺志塚
「食べる前からお腹がパンパン!
 おいおい、それは太ってるからだよ」


セルリアンという象徴を前にして意思統一するフレンズ達。

けものは外から支配した気になるんじゃなく、
自分の中で飼い慣らさないと。
ぃーね!

コメント

2017年
05月27日
16:21

1: くー

ヒカキンの動画は飽きて、
ヒカルの動画はたまに見る程度です。

最近はかずさん と きりさきえいじが好きですw

でも成功する人ってやっぱり何か人を引き付ける魅力があるのではないかと。。

2017年
05月27日
16:36

人を引き付けるのが目的なら、99パーの人でも可能ですね。

いすみさんがあのままプロを諦めたとしても、
地元の碁会所とかでは超超ヒーローになれるでしょうし。

その人の持つ客観的なスペックからは考えられないような影響力を与えることこそが、100パーの力です。

そのためには綿密にルールを設定する必要がある。

将棋の羽生さんも、将棋の駒の動きを少しだけ変えるとかすればいいと言ってる様に、
誰とも競争しなくていいルールを作ればいいんです。

はじめて見るゲームなら初心者でも一番になれる。

その結果、一番になることで人を引き付けるということも可能になるはずです。
(99パー目指してる人からすると、どんなくだらないことでも一番となれば無視できない。)

2017年
05月27日
18:22



これ見て、嘘くいの今やってる館越えのハンカチ落し連想しました。

囲碁が好きな陰キャのヒョロガリ(まあ僕のことなんですが)は、
後半のために地道に隅とってたら体力の方が先に尽きそう。

今を大切に!

棋譜作成
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