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タタナイ講座
今回から最も実戦に現れ、かつ重要な三々のウチコミをやります。
互先でもよくできる形なので、応用がきくと思います。
今回は一見消極的で譲歩したような打ち方ですが、実は簡明で確実に先手が取れ、手割りから判断しても決して悪くない打ち方を紹介します。
もちろん互先でも通用しますが、置碁では特に簡明で有力です。
碁会所の高段者から「そんな手は駄目だよ」と言われても気にしないことです。
基本その6 三々には、簡明に打つなら渡らせて先手を取れ
(;GM[1]FF[1]SZ[19]NE[W]SS[@28]AP[StoneLeaf2]AB[pd][dd][pp][dp];W[qf];B[nc];W[qn];B[nq];W[pj];B[dj];W[fc]C[白三々に入る前提で、7とカカる。];B[cf]C[コゲイマに受ける];W[qc]C[コゲイマ受けに対して、最も多い手段。];B[qd]C[10は絶対の一手。1回は押さえる。];W[rd]C[ここで、2つの打ち方がある。B(S15)が普通だが、Q17も堅実でりっぱな一手。これは誰も教えてくれない。](;B[pc]C[簡明かつ確実、先手を取れるのが大きい。];W[rb];B[qb]C[アテを利かして];W[rc];B[kc]C[堅実に2間にひらく。これで悪くないが、できれば勇気を持ってJ17に打ちたい。K16もある。];W[db]C[すべってきたら];B[cc]C[喜んで受ける];W[ic]C[ここで上辺を打ってはダメ。確実に先手を取って大場に向かう。一段落という判断が大切。下手に続けて打って後手を引けば、白にF3のカカリに先行される。];B[fp]C[F3のコゲイマも有力。ここまで黒は全く損することなく4子の効力を保っている。])(;B[re]C[黒1は後日解説するが、黒が定石どおり最強に打つと、白にもチャンスが生まれる。];W[rc];B[qe];W[ob]C[ここで黒P17と打てばいいが];B[nb]C[定石どおり最強に頑張ると];W[oc];B[od];W[nd]C[出切られて難しい戦い。隅の白は活きてないが、その前に戦いに巻き込まれる。]))
コメント
10月10日
16:34
1: ひからず横浜
役に立ちました。m(_ _)m
10月10日
16:49
2: のの土
子供たちにも伝授しますっ!(`・ω・´)
10月10日
17:13
3: 長崎美人
手割で証明してみます。手割とは部分的な分れの優劣が判断できない場合、手順を変えてその優劣を判断する手法です。
※うまく、棋譜の貼り付けができないので次の日記に掲載
10月10日
17:45
4: 長崎美人
定石の勉強のしかた
①実戦に出てくる可能性のある手、特に自分が打つ手に絞って
徹底的に研究する。例えば、コゲイマ受けを打つ人は、講座でやっているように、詳しく変化を研究する。
②10の定石を覚えるより、一つの定石について10倍の変化を覚える。
③大斜、大ナダレなど難解定石は捨てて、はずす打ち方を一つ決めておく。(私の場合、大斜はコスミツケ、大ナダレは4本ノビ)
10月11日
01:59
5: そいふぁむ
黒16でJ17よい手ですね。
やはりあれこれ手を出さずひとつのことに集中するのが良いのですね。
10月11日
11:53
6: -
役にたちました!!!
ひとつの定石を徹底的に研究するのがいいんですね!
碁の勉強って定石ひとつとってもなにから手をつけていいのかわからないくらい膨大で、貧乏暇なしのわたしの手に負えないなぁと感じてギブアップしてました^^;
10月11日
12:03
7: 長崎美人
集中は力なり