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日曜日はケーブル杯ですが、なぜかエンジンがかかりません。
メジャー棋戦ではありませんし、休養十分のＭ崎君が出場するので
優勝の確率がぐっと減ります。

Ｍ君は全盛時代は過ぎたとはいえ、昨年は出場した県大会は全部優勝、朝日アマ全国大会でもベスト８、長崎では抜けた存在です。ケーブル杯も
全国３位の実績があります。

ケーブル杯は５年くらい前に始まり、４年前と１昨年、昨年と３回参加しましたが、相性がいいのか悪いのか、不思議な棋戦です。

実は３回とも優勝できたはずでした。
４年前は優勝。

ドラマの始まりは１昨年、決勝戦は公開対局で知念かおり先生の大盤解説、私の白番で優勢な碁でしたが、中盤のポカで十目以上の損、焦った私は勝負手を放ってさらに十目以上の損を重ね、投了しました。
勝負が終わって、大盤解説の場に行くと知念先生がポカーンとした顔。
形勢はまだ白が良く「投了が敗着」と言われました。

昨年の決勝戦も私の白番。ヨセに入って盤面でも十分残っている形勢。
ヨセになって珍しく２０分以上も時間が残っています。
前年の二の舞にならぬよう、時間をかけて何度も目算し優勢を確認していました。

ふと、時計に目をやると時間切れ寸前の状態になっています。慌ててノータイムで打ち続けましたが、時すでに遅し、２０手位残っていたため時間が切れてしましました。大盤解説場に行くと、みんな私が勝ったと思っていたらしく、時間切れ負けと分かって妙にシラけた雰囲気になりました。万波奈穂先生の同情にも似た表情が忘れられません。

この棋戦では、ほとんど勝てないＭ君にも２戦２勝。
今年はどんなドラマがあるか楽しみです。

今年の戦績は、ＮＢＣ、世界アマ優勝、祐徳本因坊準優勝
　　　　　　　　　　朝日アマ、最高位戦はともに１回戦敗退

優勝４割、１回戦敗退４割の確率ですが、今回はＭ君がいるので優勝の確率は１割くらいに下がりそうです。