12月8日(木)午後2時から、地元の八王子市立川口中学校のふるさと学習室で、中学生の囲碁指導があるので来て欲しい、との連絡があり中学校に出掛けて行った。
<川口中学校囲碁部>
http://hachioji-school.ed.jp/weblog/index.php?id=kwgtj&am...
ふるさと学習室には、八王子碁楽連川口支部の方々が8人ほど集まっており、まず最初に、日本棋院囲碁普及員で八王子碁会所で教えられている九段格の倉内満先生のお話を、1時間半ほど聞く。
写真左:倉内先生の囲碁指導の話。
指導法の講義は、倉内先生のお作りになったプリントに従って行われたので、先生の了解を得て、以下概要をお伝えしたい。
★日本棋院発行のパンフレット「囲碁」入門ガイド
●囲碁のルール ●囲碁のマナー ●囲碁用語集
(希望すれば、日本棋院普及部で無料配布してくれるそうだ。)
★囲碁の歴史 ★日本の囲碁事情 ★基本的ルール 技術的ルール
★対局マナー ★囲碁の作法 囲碁のマナー
★学校教育、人格形成としての囲碁
●囲碁の効能(応用力、観察力、記憶力、勤勉力、決断力、構想力、構築力、思考力、指導力、集中力、精神力、先見力、専心力、創造力、想像力、知恵力、直観力、直感力、洞察力、忍耐力、反省力、判断力、理解力、向上心、探求心、闘争心、平常心、潔さ、恭しさ、敬う気持、思いやり、謙虚、研鑽、心掛け、心構え、心配り、心遣い、自信、努力(負けん気が養われる。)
●人格形成としての囲碁
「人を思いやる気持ち」、「感謝の気持ち」が芽生える。
★子ども囲碁入門指導法
●指導者の心構え
1.教え過ぎないこと 2.興味を持たせること
●指導するときのコツ
①なるべくしからない ②生き死にをくどくいわない ③終局は誘導してあ
げる ④早く打たせる(たくさん打つこと)
●ルールの説明
●囲碁教室ー子供編
入門・基礎(10級以下)、初級(9~7級)、中級(6~4級)、上級(3~1級)、有
段者(初~四段)、有段者(五段以上)
★参考:学童保育に囲碁を
「行けば子供が待っている」(日本棋院南支部 藤崎従満氏)
★九路盤での対局
計算してみよう、地のりんかくを描く、イメージを固める。
★九子の模範対局例(高川格の指導碁参照)
★財団法人 日本棋院 八王子支部
八王子囲碁センター
<ホームページ>
http://www.igonavi.com/cgi-bin/cgi.exe?GNPG=S15756
午後4時近くなると、放課後のクラブ活動で、囲碁部の生徒が「ふるさと学習室」に集まって来た。今日の囲碁部の活動に来たのは一年生女子部員3名であった。すぐに指導碁が始まる。
写真中:囲碁部の女子生徒を相手にしての指導碁。
指導碁は、日頃、倉内先生や中学校の囲碁指導に来ている方々が、女子生徒に9子置かせての対局であった。熱の籠もった対局が続いていたが、他用のため、途中で帰らせて頂いた。
写真右:生徒との対戦風景。
コメント
12月09日
17:11
1: どん吉
12月9日(金)は午後3時半から、川口児童館で小学校低学年の生徒達を対象に囲碁講座を開催。大勢の可愛らしい小学生に囲まれて、指導者達は大喜びであった。
写真:小学校1年生と7路盤で対戦する高齢の指導者。
12月26日
17:04
2: hiromatu
小学校で授業の中で取り上げるのは難しいようですが、児童館・学童保育所では職員が対応し、教える環境を整えてくれるので良いなと思いました。
現在、八王子市立中学校の囲碁部は3か所設立しているが、さらに増設と、併せて児童館・学童保育所の囲碁クラブの創設にも力を入れて行きたいものです。
12月28日
02:59
3: どん吉
hiromatuさん>
体育系のクラブ活動を参考にして、八王子市内の中学校の囲碁クラブ相互の横の連絡を密にすれば、学校同士の対抗戦だけで無く、リ-グ戦も出来ますね。生徒にも互いに対抗心が生まれ一段と強くなるだろうと思います。