全国大会を終えて、長崎に帰ってきた。
予選リーグの最初の相手は、香川代表の伊達さんだった。
ケーブル杯全国優勝をはじめ各種大会で準優勝やベスト4の安定した実績を持つトップアマ。アマ本でも、準優勝、3位の実績がある。かずも君に大変な相手に当たりましたねと言われたが、高名な強豪と打てるのは碁打ち冥利に尽きる。正直嬉しかった。中盤過ぎまで何とか互角に打ち進めたが、やはり地力の差は大きく勝負所でねじ伏せられた。
隣では並のアマさんが打っていたが、持ち前の剛腕で相手を圧倒していた。
残留をかけた2局目は千葉代表の久代さん。ご主人は強豪で知られるが、最近は奥様が強く、世界アマを合わせて千葉2冠だという。元中国女流プロだったらしい。
中盤過ぎまで行けそうな感じもしたが、勝負どころで一発パンチを浴び、あえなくKOされた。自分の弱い石を全く見てなかった。
勝負の世界は、実力の差は如何ともしがたい。ひょっとしたら優勢な局面があったのかもしれないが、2局ともノーチャンスだったような気もする。
今回は、不思議なくらいに負けた後の一種独特の感情のぶれが全くなかった。何も感じなかった。
九州勢の地盤沈下は著しく、予想通り半数しか予選突破ができなかった。
1日目は波乱もあまりなかったようで、強いて言えば、過去2度優勝経験のある愛媛代表の田中さんが予選落ちしたくらいか。並のアマさんは1回戦も勝って2日目に進んだ。
今回は本忠さんが同行したので、飛行機はプレミアシート、高級ホテル宿泊、夜は「寿司久兵衛」でご馳走してもらうなど贅沢な旅が満喫できた。
若い頃、県に出向していた文科省のSさんもわざわざ応援に来てくれた。
20数年ぶりの再会で嬉しかった。
並のアマさんにも会えたし、たまたま来ていた万波奈穂様にも会えた。
日本棋院のK理事(プロ6段)からも話があり、長崎に来ていただくようになったり、色々と有意義だった。
私の東京夏の陣もやっと終わった。
しばらく囲碁とは距離を置きたい。
コメント
08月26日
00:17
1: しろへび
お疲れ様でした。きついブロックに入ってしまったようでしたね。
08月26日
03:27
2: 長崎美人
でも、伊達さんと打てたのはラッキーでした。
感想も控えめで、私より2回りも若いのに、誠実で真摯な姿勢には感服しました。
08月26日
05:58
3: -
お疲れ様でした!
元中国女流プロの人がアマの大会に出ていいんでしょうか?
いいから出ているんでしょうけど。
女流の日本プロの弱い人たちより、確実に強いんでしょうね。
08月26日
06:54
4: ひからず横浜
おおお~奈穂様、そして久兵衛!
すごい。 (と違う方に反応)
http://www.kyubey.jp/
08月26日
10:31
5: 長崎美人
奈穂様と久兵衛だったら、最高でしたが・・・
08月26日
11:31
6: -
おつかれさまでした~。