死について考える。
人生の死ではない。
囲碁における死である。
私には大きく分けて二つある。
一つは格上の相手と打つ場合。
なぜか地を稼ぎたくなる気持ちになる。
実利でリードして相手にプレッシャーをかけたいという思い。
地合いが怪しいと、どうしても地で負けないように打ってシノギ勝負になる。経験上、うまくいかず、大石が死んでしまうことが多い。これは実力差からくるもので、仕方のないことである。
もう一つのパターンは、同格又は格下の相手に油断してつぶれるケースだ。
シノギが不得手なわけではない。まさか、こんな石が死ぬはずがないと思って油断して死ぬことがある。過失致死というやつか。これはまさに不注意(過失)である。優勢な碁を落とすことも多い。注意力も棋力の要素か。大いに反省し、生死については入念に読みを入れて、このようなことがないよう心したいと思う。
コメント
10月12日
00:26
1: 鉄拐
失礼ながら私と同レベルかと思ってしまいました(死に至るパターンに限りますが)。
名人戦を観戦しても同じような感想です。
10月12日
00:34
2: 長崎美人
名人戦は見てませんが、似たケースでしたか。
レベルはあまり関係ないのかな。
10月12日
01:32
3: 鉄拐
級位者の頃(未だに半分そうですが)プロの観戦をして、何故手を抜く?何故継がない?のオンパレードでしたが、いつの間にか半目勝負になっているのを見て、プロの石は死なないと思い込んでいました。
今期の名人戦は、危ないんじゃないか?と思った石が本当に危ないのでわけわかりません。継いでいたんじゃ間に合わないということなんでしょうが、これが碁の本質で、半目勝負というのは幻想なのかも知れません。
10月12日
13:33
4: 長崎美人
第4局目は、羽根さんが序盤からずっと悪い碁で、最後は投げ場を求めたような感じです。プロの場合は、半目勝負になることもありますが、ギリギリの勝負をするため、途中でつぶれることもあります。
やはりアマの頓死とは、パターンが少し違うようですね。
10月12日
14:58
5: マカロニ
私も、しょっちゅう死にますが、多くは読み不足か油断です。
油断に関しては、長崎美人さんもあるということで少し親近感がわきました。
10月12日
15:40
6: 長崎美人
相手を甘く見るのが一番いけないようです。
誰であろうと最善の一手を打つように心がけないとね。
相手が強いと手が伸びないし、弱いと雑になってします。
平常心が大切。言うは易し、行うは難しですね。